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気をつけるべきは外国人だけじゃない - イタリア人のタクシー苦労話

2014/09/03
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日本人海外旅行者の間では、あまり評判が良いとは言い難いイタリアのタクシーサービス。そんな悪評判はイタリア国内のメディアでもしばしば耳にします。

しかしながら、中には評判を挽回しようとする気のいい運転手や、重労働に耐え真面目に働く運転手は当然ながら大勢います。

イタリア語を話さない客、土地勘のない客、二度と出会わないであろう客が多い街では、ふと魔が差すこともあるのでしょうか。乗客数、うち特に観光客の多い都市では、悪質なタクシーの被害がより顕著に見られます。

しかし被害に遭うのは外国人や観光客だけではありません。ローマではれっきとしたローマ人も彼らの詐欺に引っかかってしまう事もあるのです。

ある若いローマ人カップルの話

海外旅行から帰国し、ローマ・フィウミチーノ空港駅のタクシー乗り場からタクシーに乗って家へ帰ることにしました。

乗り場レーンでタクシーを待っていると、その隣のレーンに1台のタクシーが入ってきました。そして私たちに向かってこう言ったのです。

「僕は今日はもう仕事上がりなんだけど、いとこと一緒にローマ市内の家に帰るところだからついでに乗っていきませんか」

私たちは旅行帰りでとても疲れていたし、時間も遅かったのであまり深く考えずに信用して車に乗りました。

車が発進するとすぐにその若い運転手と助手席に座っている”いとこ”は、なにやら2人でひそひそ話を始めました。

「2人組のタクシーには普通乗らないよな」
「こんな夜中じゃ、どんな人間に出くわすかわからないよな」

後部席で私たちはだんだん不安になり、息を潜めて様子を伺っていました。メーターを見ると料金は急上昇。メーターは改造されてあったに違いありません。

そしてスピードもみるみる増し、なんと時速200kmに到達。恐ろしい時間を車内で過ごしました。

目的地付近にようやくたどり着きましたが、自分たちの家を彼らに知られないようにするため、少し手前で下ろしてもらう事にしました。

料金メーターは90ユーロを示しています。そこでまず50ユーロ札を運転手に手渡し、残りの小額紙幣を探していました。すると、運転手は

「ちょっと、これ50ユーロ札じゃなくて10ユーロ札だよ」

一瞬の隙にお札をすり替えたと気づいたときには時すでに遅し。なんとも恐ろしい形相で睨んでくるし、彼女連れだったのでここはおとなしく退散したほうが懸命だと判断。あと80ユーロを手渡し逃げるように家に帰りました。

結局払ったのは合計130ユーロ。高いタクシー代になってしまいました。

その後の展開は…

被害者の男性は翌日早速警察へ出向き、事の一部始終を語り被害届を出しました。

幸運にもタクシーのナンバーを覚えていたため、その後捜査を始めた警察はまもなくその車両の所有者を特定。所有者はあるタクシー運転手で、その夜は息子が外出するため車を貸したとのことが判明しました。

父親のタクシーを利用して行った悪質なイタズラだったということです。

その後、ネットにはこの記事に対するコメントが多数寄せられました。

【参考URL】http://www.romafaschifo.com/2011/09/lettere-taxi-taxi-ancora-taxi-dubbio.html
http://roma.corriere.it/roma/notizie/cronaca/12_gennaio_3/taxi-truffa-pigneto-130euro-1902728253872.shtml
http://pigneto.romatoday.it/fiumicino-pigneto-truffa-taxi-denunciato-figlio-tassista.html

この記事に対する海外の反応

少数の不正直者が善良な市民を騙すというのは残念。

イタリアのタクシー運転手が、みんなこのようなことをするわけではないですよ。

オランダのタクシーで似たような経験をしました。

行き先を告げると、およその50ユーロの金額になるはずだと教えてくれ、またメーター料金であると言いました。

目的地に到着するとメーターは14ユーロを示していたので、その分だけきっちりあげると、運転手は50ユーロを要求。無視して14ユーロしか渡しませんでした。

私もベルギーで同じような目に遭った。

目的地まで50ユーロだというので、「メーターは?」と尋ねると、「メーターなんか動かしたらもっと高くなるよ!」とのこと。

結局OKしたものの、到着したときのメーターの値段は50ユーロ以下でした…どこの国も似たようなものだね。

罠にかからないように自分が気をつけないといけないね。

私はタクシーをよく利用していますが、詐欺にあったことは一度もありません。もちろん態度の悪い人や、仕事ができない人はいますが、人を騙すような人はそう多くないはずです。

ローマだけでなく、世界中どの町でも悪い人は少数ながらもいるはず。

ローマのタクシーは、確かに世界での評判はあまりよくないね。

でもそれを一般化して考えるのはどうかと思う。大多数の労働者は正直に仕事をしているはず。

監視を強化すればいいんだろうけど、タクシー一台一台に警官を乗せるわけにもいかないしね。

タクシー業界のライセンス自由化が早く実現すればいい。

正月の夜中、地下鉄が止まっている時間帯にタクシーに乗ろうとしたら、近くまでなのに200ユーロかかると言われたことがある。

彼はほんの一部の不正直者のうちの一人なんだろうけど、こういう人たちは重罰に課すべき。

きっとこの父親は息子に毎日のように仕事で使う車を貸して、共犯で同じ手口を使って乗客からお金を奪っているのではないか。

私はタクシー運転手ですが、お客様からお金を奪おうとは思いません。

同僚の中にはやっている人もいますけど、タクシー運転手がみな泥棒のように見られるのは不当です。

大体、私たちの仕事がどんなに大変か知っていますか?朝晩働いて、13万ユーロの投資をして、ライセンス料のローンとか、税金や車の整備費…それで月々平均的給料しかもらえないんです。

私はタクシー運転手の妻です。運転手の人たちはみんな素晴らしく働き者ですよ。

朝から晩まで、土日祝日もなく働くんですから。

ローマ市役所の苦情申請用紙をダウンロードして提出すれば、その内容に準じて罰金刑に課すこともできます。

苦情を出したら、その運転手が怒ってうちまで怒鳴り込んでくるんじゃないかな?

先週ローマで移動するのに、近くに乗り場がなかったのでラジオタクシーを電話で呼んで利用しました。ハイヤーだからその分料金が上乗せされますが、何の問題もありませんでした。

しかも運転手は割引してくれました!

ローマにはいくつものタクシー会社があるから、不快な経験をしたものはどんどん排除していきます。

仕事でしょっちゅうタクシーを使わざるを得ないので、避けるわけにはいきません。今はある一つのタクシー会社に落ち着いています。

私たちは消費者なんだから、サービスが不十分だったらそれを訴える権利はあると思う。

ボローニャはローマよりタクシー事情がいいかも…

いつまでたってもサービスの質が改善されないね。多くの先進国ではきちんと機能しているというのに。

きっといつまでたってもこのままなんだろうな。

まとめ

それでも、イタリアでタクシーに乗れば、陽気で楽しいおしゃべりな運転手に出会えることも少なくありません。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    > 私はタクシー運転手ですが、お客様からお金を奪おうとは思いません。

    同僚の中にはやっている人もいますけど、タクシー運転手がみな泥棒のように見られるのは不当です。

    大体、私たちの仕事がどんなに大変か知っていますか?朝晩働いて、13万ユーロの投資をして、ライセンス料のローンとか、税金や車の整備費…それで月々平均的給料しかもらえないんです。

    こんな奴がタクシー運転手なんかやるわけです。利用客には何の関係も
    無い愚痴ばかりです。日本でも似たようなもんだけどね。在日とか。

  2. 日本の名無しさん より:

    結構昔だけど、イタリアの空港(どこだか忘れた)に夜遅く着いたら、もう公共交通機関が使えなくて、タクシー乗り場には白タクしかいなかった事がある。びっくり。
    納得いかなかったけど、仕方ないから白タクに乗ったよ。
    運転手と交渉して、最初に提示された金額より安くさせたけど、たぶん普通のタクシーよりも高かった。

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