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ジーンズのハイブランドDIESELが、ブランドの名をかけて偽モノ狩りに全力投球!

2015/08/14
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ファッションの最先端を行く一流ブランドの宝庫、イタリア。

その中でもカジュアル系で最も人気のあるイタリアンブランドの一つであるDIESELがここ最近、自社ブランドの偽モノを製造する工場や、偽商品を売るショッピングサイトなどを多数、法的手段を取って摘発し、閉鎖させています。

オシャレなイタリアンカジュアルの偽物が世界に蔓延

イタリアン・カジュアルのお手本ともいえるDIESEL(ディーゼル)ブランド。デニムをはじめとし、ベルト、バッグなどのアクセサリー類も豊富でオシャレで、イタリアだけでなく、世界中のカジュアルファンを惹き付けています。

しかし、あまりの人気ぶりにその偽物の製造や販売が後を絶ちません。このような事態に、同ブランドの創設者であるレンツォ・ロッソ氏は立ち上がりました。

ブランド偽造に立ち向かった、その成果は

イタリアのネット新聞La Repubblica.itによると、ロッソ氏は2014年、きちんとした法的措置を以って、アメリカ国内だけでも80件以上の偽DIESEL商品を売りつけるサイトを摘発し、閉鎖に追い込んだということです。

それらのサイトでは本物のDIESEL商品を表示しておきながら、実際購入者には偽モノを送付するといった手口を取るものもあったとか。

またロッソ氏はアメリカだけでなく、その他世界各国から発信される、偽DIESEL商品を売る3000件以上のサイトもまた閉鎖させることに成功しています。

また同氏は、ポルトガルやインドネシアなどをはじめとする様々な国々で偽DIESEL商品を製造する工場を直接攻撃する手段も取ったり、中国やモロッコなどからEU圏に入ってくる何千点の偽モノ商品を税関で押さえたりしています。

しかしながら、彼を悩ますこの類のサイトは、その他にもまだ2万件近く存在していると言われ、彼の処置は、今のところ氷山の一角を捉えたにすぎません。

ブランドを守るのにかかる費用はいくら?

このように世界各国に蔓延するDIESEL商品ですが、裏を返せば、それだけ人気があって売れるということになります。

しかしロッシ氏は、自社ブランドの価値を守るため、このような非合法な組織を排除したいという意識が強く、過去3年間で裁判などに費やした金額はなんとおよそ600万ユーロ、約8億1600万円!(1ユーロ=136円で換算 2015年7月の為替レートにより)

このような大金を費やすことができるのは、年間売り上げが1500億円にも及ぶ巨大組織だからこそ。もっと小規模な組織にとってこのような不条理に立ち向かうことは、経済的理由から当然難しくなってくるでしょう。

偽ブランドは絶えず

一方で、偽ブランド製造はその勢いが衰えるようには見られず、イタリアで言えば最近、ヴェネツィアなどで偽ブランドシューズを大量生産する工場がいくつも摘発されています。

アパートの裏手に隠れるようにして稼動していたこれらの工場には、ブランド品を偽造するための材料や工具が大量にあったとか。もちろん、ネットだけでなく路上や屋台などにも偽ブランド販売ルートは山のように存在しています。

このような偽ブランド商品や悪質なネットショッピングサイトなどをめぐる現状に対し、イタリア人たちはどのような意見を持っているのでしょうか?そのいくつかをご紹介することにしましょう。

この記事の海外に対する反応

結局のところ、いたちごっこだよね。

この不景気だから、お金に余裕がない人が安い商品に飛びつくのは当然だ。

DIESELのジーンズって、足にキレイにフィットするし、快適な履き心地だから大好き。

ロッシ氏のように、自尊心の高い企業家がいることはイタリア人として誇り高いな。

でも、偽物でも良くできているものもあるよね。その割りにすごく安いから、買う人もいるに決まってる。

模造ブランド品を作るのと、ブランド品に似せたオリジナル品を作るのは、どっちがより悪いんだろう?

オリジナルのブランド品が高すぎるから、そういう模造品が作られるんだよ。高級ブランド品でなくても、有名な“普通ブランド”品の方が質が良いっていうことも多々あるし。

偽ブランドを送りつけてくるショッピングサイトで、例えば普通700ユーロとかする服が、ネットで200ユーロとかで買えるって考える方がおかしいんじゃない?怪しいに決まってるでしょ。

僕は、怪しいと評判のネットショッピングサイトでブランドの服を買う注文したばかりなんだけど、早速、銀行から連絡があって、表示の値段よりも高く引き落とされていた・・・。

やっぱり何かおかしいよね。品が無事届くか心配。

↑ 私も同じ。購入金額より高くカードの引き落としがされていて、注文の確認メールもまだ来ていない。10日くらい経っているけど商品は来ないんじゃないかと思う。

私も、ある評判の悪いネットショップで服を買ったことがある。そうして届いた品物は見るからに粗悪品だった。お客様センターに電話をしても誰も出てくれなかった。

ネットショップで買うときは、まず、その店名を検索にかけて評判をチェックするのが当然だよ。

私がネットで買い物した時、クレジットカードの引き落としの詳細を見たところ、送金先がなんと中国になっていた(そんなはずではないような記載だったにも関わらず)。これはひっかかったと思った。

↑ そういうときに、抗議する手立てがないっていうのが困るよね。

町中を歩いているといやでも偽ブランド商品を売る人がいっぱい目につく。企業側は本当に何もする術がないのかと疑問に思う。

それでも、偽物を買って喜んでる人がすごく多いのが問題じゃない?そういう人たちが町にうようよしているのがすぐわかるから、高いお金を出して本物を買う気が失せちゃう。

↑ 本物持って歩いてても、偽物だと思われたら悔しいしね。

↑ 路上で売ってる偽物を買う場合は、購買者はそれが偽物だと最初からわかって買っているわけだけど、ネットの場合は本物だと信じて買っているっていうところが大きな違いだ。

ネットショップで買った服が届いたんだけど、サイト上の写真と違って、ウールの質がいかにも悪く、縫い糸があちこちから飛び出ていた。

僕なんか、注文して1週間以上たつのに受注確認のメールも来ないよ。大丈夫かな・・・。

消費者も大きな力となる、偽モノ排除

偽ブランド品で溢れている今の世の中。その流れを変えることは大変難しいですが、今後、正規メーカーと法の力を持って立ち向かっていくだけでなく、消費者の心構えも見直す必要があるでしょう。

【参考URL】http://www.repubblica.it/economia/rubriche/fashion-e-finance/2015/05/19/news/rosso_battaglia_da_6_mln_contro_i_falsi_-114735671/
http://www.ilgazzettino.it/NORDEST/VENEZIA/marchi_contraffatti_scarpe_calzature_riviera_del_brenta/notizie/1247708.shtml
http://www.spaccioutlet.it/finti-outlet-woolrich-la-contraffazione-e-la-vendita-online/

中国以外でもこういうコピー商品の問題ってあるんだな~。イタリアみたいなおしゃれなヨーロッパでは無いと思ってたわ。友達はアバクロの偽物が届いたって怒ってたことあったなぁ。や~ねぇ。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    ヤン坊マー坊も狩られてしまうの?

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