「行列のできる○○」という定番のフレーズをよく見かけますね。これは言葉通り、とある商品の購入を求めて、長打の列が毎日のようにできている事を意味するもの。
日本ではよく見かける光景ですが、海外では大掛かりなセールや人気歌手のコンサートチケットの購入など、特別な事でしかあまり行列を見かける事はありません。なぜ日本人は列に並ぶ事に抵抗がないのでしょうか?
マーケティング会社「トレンダーズ」のアンケート調査では、過去に行列に並んだ事のある人はなんと回答者の88%。逆に、全く列に並んでの購入経験がないという人は約1%でした。
しかし、この調査結果で最も興味深い事は、列に並ぶのが「好き」と回答した人はわずか16%で、「嫌い」と答えた人は84%にも上っているという事。この調査結果をもとにすると、実は、日本人は別に好んで列に並んでいるわけではなかった、という事になります。
電通の調べでは、行列に並んでしまう理由は以下の通り。
2. 評判を聞いたり、流行ったりしていて、自分も試したい時・・・57%
3. 限定で、その時にしか手に入らない時・・・50%
4. どうしても食べたい、買いたい、と思っている時・・・49%
5. 行列をしてみて、試してみたいと思ったとき・・・24%
6. その他・・・1%
何が注目されている?最近並んだ行列とは!?
では、最近どんなものに日本人は行列をなしているのでしょうか?ちょっとネットで調べてみました。
コスゲパン
千葉県にある創業大正14年で、現在は給食用のパンなどを焼いている老舗のパン工場「コスゲパン」。この工場には毎週土曜日、長打の列ができるのです。
この行列の理由は「ワケあり販売」。5年ほど前に、サイズの間違えた蒸しパンを約1500個製造してしまい、興味本位で社長自らが工場前で1個10円で販売したところ、2時間で完売してしまった事が始まりなんだそうです。
最近ではメディアにも取り上げられ、朝9時からの販売なのに、6時半から列ができ始めるという大人気ぶり。また、社長さん自らの提案で、パン袋の中にクーポンや割引券が入っているなど面白い工夫もしてあり、1000人以上の列ができる事もあるのだとか。
プレミア付き商品券
2015年の夏に地方自治体から販売されたプレミア付き商品券。97%の自治体に当たる計1739の全国の自治体が額面より10~50%高い買い物ができる、つまり「プレミア(おまけ)」をつけて販売した商品券です。
しかし、おまけ分は地方活性化の為に安倍政権から配布された総額4200億円の交付金、つまり税金から出ているのもの。
商品券の内容は各自治体によって企画され、販売開始からたったの4分で売り切れになったり、この商品券を求めて早朝から長蛇の列ができたほどの人気ぶりでした。
福井市では、購入のための待ち時間は3~4時間で、その日のうちに12億円分の商品券すべてが売り切れたのだそうです。
どんなに待っても手にしたい!海外の大人気商品とは?
日本人の様に、何時間も並んでパンやラーメンといったものを購入する事は稀ですが、どうしても欲しくてしょうがない品があり、品が手元に届くのを数か月間気長に待っている、というのは世界共通でしょう。
その良い例が、毎年予約が殺到し、実際手に入れる事ができるのは予約から3ヶ月後という米ブランド「L.L.ビーン」のダックブーツ(ビーンブーツ)。
もともとアウトドア派に人気があったL.L.ビーンですが、2009年程からファッション業界でも注目を集めるようになります。
そして、2012年に女性誌から経済紙までビーンズブーツを「必須アイテム」として紹介されたのを機に、3年連続で入荷待ちの状態が続く大人気商品となります。
2014年は約45万足のブーツを販売したと伝えられていますが、去年の販売数見込みはそれを軽く超す50万足以上。それもそのはずで、2015年時点で既に5万人以上が予約待ちの状態なのだそうです。
この緊急事態に対して、現在は新たに200人の靴職人を雇用すると同時に、
- ブーツの型を作る射出成形機・・・120万ドル(約1億4000万円)
- 55機の縫製機と皮革裁断機・・・約80万ドル(約9700万円)
と、大きな出費となりますがこれらを購入し、3交代の勤務シフトで1日2200足を製造しているそうですが、未だに生産は全く間に合っていないとの事です。
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L.L.ビーンも、いつかは海外生産せざるを得なくなるよね。
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アメリカの伝統的なブーツメーカー。この伝統を守り続けて欲しい。
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みんなファッション雑誌に騙されてるだけだよ。これもL.L.ビーンのマーケティングに過ぎないよ。
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ビーンのブーツは本当に丈夫で質の良いもの。プレッシャーに負けず、同じ質を保ち続けて欲しいね。
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多くの企業が人件費の安い国へ工場を移転しているけど、L.L.ビーンはアメリカに留まって、以前と変わらない方法で生産している。こういう企業も必要だと思う。
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5万人の顧客を待たせるというのは、企業としては最悪だと思うけど。
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200ドル(約2万3000円)で買ったL.L.ビーンのブーツを持ってるけど、ほとんど履いてないよ。評判ほど履き心地が良いわけでもないし、見かけもよくないよ。
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↑イーベイで売れば?おそらく原価と同じぐらいな値段で売れるはず。
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世の中もっと伝えるべきニュースが他に沢山あるのでは?
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アメリカで唯一評判の高い企業。トップニュースとして取り上げるのに値するよ。
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アメリカの企業が、アメリカでアメリカ人だけを雇って操業している、というのはニュースに値する記事だよ。
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1936年に念願のL.L.ビーンのブーツを購入したのをよく覚えてる。今でも50年代に購入したブーツを履いてるよ。
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L.L.ビーンは雪には全く向いてないよ。厚い靴下を履いても全く温かくないしね。
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イギリスのような天候の国には最適なブーツだよね。
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この前アウトレットの店に行ったら、山ほどL.L.ビーンのブーツを販売してたけど・・・。
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刑務所で製造を始めたら?すぐに生産が追いつくよ。
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購入後何年経とうとも、無料で修繕してくれる靴屋なんて今時ないよね。
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L.L.ビーンのカスタマーサービスは世界一だよ。
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一時の流行に過ぎないよ。今年は、どのブーツがファッション誌に紹介されるやら。
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3ヶ月も待つだけの価値があるブーツなわけ?春にブーツが届いてもしょうがないと思うけど。
メイド・イン・アメリカへのこだわり
創業以来、全く同じ製造方法を忠実に守り続けているL.L.ビーン。多くの企業が行っているように、人件費の安いアジアなどで外部委託し、製造を早める事も考えられるのですが、同社は自社製造にこだわり続けいます。
社長のマコーミックさんは、「創業以来、メーン州で雇われた従業員の手によってブーツは作られており、今後もこの伝統が変わることは絶対にない」とコメントしています。
メイド・イン・アメリカにこだわるL.L.ビーン。そして時間はかかろうとも、企業を支援する顧客達。企業・雇用者・顧客共に商品に対して非常にプライドを持っている事が伺えます。なんとも理想的な関係ではないでしょうか。
【参考URL】http://www.bostonglobe.com/business/2015/11/18/llbean/yMI2AzijIeNfnPiIbi00MN/story.html
欲しいものはすぐ欲しいから全然待てないんだよねww行列なんて問題外。みんなはどれだけ待てる?
ビーンズて
アパレルの一部は他国生産だけどねー。
変なライセンス生産してないだけマシなのかしらね。
「人気過ぎて品薄商法」はサントリーの専売特許なので真似しないでください。
(byサントリー東海広報部)
20年ぐらい前に買ったけど、ゴムの部分が擦り切れて穴が開いたぞ
LLビーンズとかノースフェイス並みになつかしいなw
うちの子(人形)の服は2ヶ月待ちですよ
それでも行列ができちゃってる
自分用の服より金額も多いと来たもんだ
ハハッ おたくは地獄だね
メイドインUSAの服とかバッグとか靴ってかなり丈夫で俺は大好き。
ちなみに「エルエルビーン」じゃなくてw?
>2012年に女性誌から経済紙までビーンズブーツを「必須アイテム」として紹介されたのを機に
ガイジン女騙すの簡単アルネw
検索したけど、昔からある製品だよな。なぜ今更?
そんなに人気なんて初耳だわ
普通に売ってるだろ
ビーンズ?
>1936年に念願のL.L.ビーンズのブーツを購入したのをよく覚えてる。今でも50年代に購入したブーツを履いてるよ。
1936年生まれでだとして80歳、当時15歳だとしたら95歳だと!!
他の人もいってるけど、いつからビーン「ズ」になったんだろうか。
昔はカタログを請求して個人輸入したものだ
大袈裟すぎでしょ