お金の学校

  1. >
  2. 海外の反応石油価格下落で財政難?北海油田の現状
PR

石油価格下落で財政難?北海油田の現状

2015/03/29
このエントリーをはてなブックマークに追加

お金4698

世界経済にとってうれしいニュースが飛び込んできました。

それは国際石油価格の低下。

石油価格は過去7ヶ月にわたり下落傾向が続いていたものの、2010年から2014年の半ばまでは、国際石油価格は比較的安定しており、1バレルあたり約110ドル(約1万3117円)で取引されていました。

しかし、2014年6月には石油価格が半額以下で取引されるまで落ち込みます。

そして現在では、イギリス領の北海で生産されているブレント原油は、2009年5月以来の1バレル当たり50ドル(約5921円)以下、そしてアメリカ産の原油も同様に1バレル当たり50ドル(約5921円)以下で取引されるようになりました。

この国際石油価格下落の主な理由は2つあると言われています。

  • 経済成長の鈍化により世界的に原油の需要が減ったため
  • アメリカのシェルオイルが生産を拡大した為に供給過剰に陥ったため

この石油価格が安くなる事によって、光熱費やガソリン代、そして物価までもが安くなり、世界中の多くの消費者が経済的に潤いを取り戻すと同時に、企業も運営コストを削減する事ができ経済活動に活気を取り戻す要因にもなるはずです。

しかし、全ての人や組織がこの石油価格の下落を歓迎しているわけではありません。

今まで大きな利益を満喫してきた原油産出国や石油会社には経済的に非常にダメージの大きい話なのです。

今回はこの国際石油価格下落の敗者の一つ、北海油田の今の状況を見てみることにします。

石油業界崩壊の危機

ある報告によると石油業界では今後5年間の内に約3万5000人ほどの人為を削減しなければならないであろうと予想しています。

この報告を反映するように、昨年の12月、イギリス石油業界の大物でイギリス政府のアドバイザーでもある、イアン・ウッド卿は、

「この原油価格の暴落の為に、北海で働いている従業員の10%をカットしなければならないであろう。」と警告しています。

また、イギリス石油会社プレミアオイルの幹部、ロビン・アラン氏は、

「現在の石油価格では利益を上げる事はほぼ無理に等しい。非常に深刻な問題だ。似たような危機は以前にもあったが、石油業界は人員、プロジェクト、そしてコストを出来る限り削減して何とか乗り越えてきた。

このような削減対策は従業員にとっても、石油業界、そしてイギリス国家としても非常に辛い現象です。」
と述べています。

このイギリス領内の北海に拠点を置く石油発掘所での従業員に対するリストラは、多国籍企業においても公表されています。

アメリカ石油会社大手のコノコフィリップスは1650人の従業員の内230人のリストラ、世界最大の油田検層事業と油田サービスを行うシュルンベルジェは人為削減は発表していないものの、地質調査船の数を減らすと発表。

また、イギリス石油会社シェル、そしてペトロファクは契約料率のカット

イアン・ウッド卿が設立した石油サービス会社ウッドグループでも北海で働いている1300人の契約社員の給与10%を1月よりカット、そして来年は4000人いる従業員の給与の凍結を発表しています。

イギリス政府の反応

この石油価格の下落は石油業界には非常に辛いものとなっていますが、経済全体から考えると世界的景気回復の為に歓迎すべき現象なのです。

大手経営コンサルティング企業プライスパワーハウスクーパーズの会計士によると、

「この価格の下落は我々の経済にとっては非常に良いもの。国の税金がカットされるのと同じぐらいのインパクトがある。」と発言しています。

また石油産業からの強い反発にも関わらず、イギリス政府もこの価格の現象を大歓迎しています。

ジョージ・オズボーン財務大臣はツイッターで、「この石油価格の下落で発生する各企業の経済的な利益を、一般市民にも確実に還元しなければならない。ガソリン代、飛行機代、光熱費などの価格は確実に値下げされるべきだ。」とツイートしています。

そこで、彼が率いる国家財政委員会は、企業が石油の下落で獲ている利益を顧客にもちゃんと還元しているか、つまり値下げを実行しているかを監視及び調査をする機関を創設。

ガソリン代の値下げは、大蔵副大臣からの直属の介入により、経済危機を訴えている石油業界がガソリン代の削減を強いられてしまった結果だと思われています。

この記事の海外に対する反応

北海原油からの利益を頼ってるスコットランドが独立してたら、今頃どうなってたんだろうね。イギリスに留まっといて正解だったということだね。

スコットランド住民は独立しなくてよかったと思ってるよ。経済的に国として独立するなんて無理な話。

スコットランド住民は、この原油価格の状況を考慮しても、未だに独立したいと思っているんだろうか?

イギリスには、安いガスとガソリンが必要なのは誰もが知っている事。でも石油産業は破産寸前だと主張してる。本当に理解できないよ。

過去20年の間に物凄い利益を上げてるのに、そのお金はどこに消えたんだよ?

北海石油の経営難だって?これは原油価格のせいではなく、マネージメントに問題があるんじゃないの?北海石油にはイギリスだけでも十分に稼げる客はいるんだから。

北海原油の運営が難しいだって?これは石油産業の更なる言い訳に過ぎないよ。ただ単に値下げをしたくないだけ。

なんか物凄い大不況がきそうな予感。住宅価格は異常に高いし、原油価格は暴落、給与は全く上がっておらず、政府の借金も増加してる…。全く経済的に良い話がないよ。

北海の石油発掘所で25年間働いてるけど、同じような事は前にもあったよ。結局のところ、石油会社は財政難を意図的に持ち出して、契約会社のコストと人件費を削減したいだけの話。

この原油価格の下落は政治的に操作されたもの。実際には原油価格はマレーシア航空機がウクライナ上空で墜落された時から始まってる。

来年あたりに石油価格が90ドル(約1万658円)から100ドル(約1万1842円)前後で取引されてても不思議ではないよ。 

経済難だって?今まで稼ぎまくったお金はどこに行ったの?

今までの原油価格が異常に高すぎただけ。石油産業は欲深い人達の集まりだよ。

石油価格が8年前に破壊した時は1バレル30ドル(約3552円)で取引されてたよ。経済難なんて嘘にも程がある。

以前、ガスと石油業界専門の人材派遣会社に勤めてたけど、石油産業が破綻寸前と言うのは全くの嘘。

彼らが従業員の給与を見直せばよいだけの話。といっても見直し後もまだ高額な給与なんだろうと思うけど。

北海で石油が発見された時には、石油国として生活の質が向上されると大騒ぎだったけど、実際のところ何も変わってないよ。

20年後の今でもほとんどのイギリス国民が最低賃金で働いているし、職場の環境は悪化してるし、生活費も上がってる。ただ一部の人間に膨大な利益が行ってるだけの話。

石油の価格が下がってるのに、どうして光熱費が下がらないわけ?逆に値上がりしてるよね。

北海石油の人間は何でここまで大騒ぎをしてるわけ?価格は2009年レベルでしょ?ばかげてる。

今までに大儲けしてるんだから、いまさら文句言われても知ったこっちゃ無い。

石油業界は、石油価格の高騰が原因で、大多数の国民が破産寸前だった時には全く文句を言わず、自分達が財政的に少しだけ損をすると、ここまで大げさに文句を言うわけ?欲深い業界だよ。

北海油田は運営不可能?じゃ、人件費を削れば?多くの産業では人件費と給与をカットしてる。その結果、大多数の国民が経済的に苦しんでんだから。

今までに一般市民から散々お金を巻き上げといて、何が破産寸言だよ。いい加減にして欲しいね。

ばかげた話だよ。破産寸前? 5年前と同じ価格でしょうに?これまで十分すぎるほどの利益を稼いでるのに文句を言うなんて…。

北海の発掘所では、馬鹿げたほどの給与を貰ってる人が多いい。そのおかげで発掘所の周りの街の物価は異常なほど高くなって、一般の家庭はとてもじゃないけど住める所ではないよ。

勿論危険が伴う仕事だと言うのは分かってるけど、警備員の給与が6万ポンド(約710万円)~9万ポンド(約1065万円)てありえる?

公共交通機関には政府の監視が何でいってないわけ?石油の値段を理由に毎年値上げしてんのに!今年も勿論、バス代、電車代共に値上げされたわよ。

石油価格の下落に騒ぐひとたち

ここ最近の石油価格の下落が原因で、北海で発掘活動をする石油会社が経営危機に瀕していると言う今回の話。

今までは石油価格の高騰で大儲けをしていた石油会社。そして価格が下がった途端、大騒ぎをする彼ら。

いくら価格が下がったからといっても需要が全くなくなるわけでもありません。今までの価格が高すぎただけで、少しずつ以前の価格に戻っていっているだけのような気もしますが…。皆さんはどう思いますか?

【参考URL】http://www.dailymail.co.uk/money/news/article-2879094/UK-s-North-Sea-oil-industry-close-collapse-warn-experts-oil-price-drops-wider-economy-benefits.html
http://www.bbc.co.uk/news/business-29643612

石油業界で働いてる人は「ヒエーッ」な話なんだろうけど、ボクみたいな一般ピーポーからしたら「ガソリン代と光熱費が安くなるならそりゃハッピーだ!」って感じ。石油に関する新しい技術を開発するお金がなくなってしまうのはヤバい気もするけどね…

PR【お金の学校】では、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社から委託を受け広告収益を得て運営しています。
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事に対するコメント
  1.   より:

    原油価格が高騰していた時期に、石油会社がしこたま貯めこんだ利益はどこへ消えた?あれの一部を吐き出せば済む話だろうに。

  2. 日本の名無しさん より:

    2004年以前はもっと安かったからリストラする言い訳なんだろうね
    そもそも原油が出るかも知れないと言うだけで近隣諸国と緊張状態がある国からしたらのんきな話だな

  3. 日本の名無しさん より:

    ロシアが石油を供給すると言い出し
    中国が元で取引すると言い出したから
    アメリカが追い込まれただけだけどね
    しかし為替が問題なので日本はあまり変わらないね

  4.   より:

    原油価格がリーマンショック以前に戻っただけなのに、何でこうもアタフタするんだ?
    1バレル100ドルとか今までが異常に高すぎたのに、しこたま儲けただろ

  5. ああああ より:

    輸出国だった時代でも日本よりガソリンが高かった

  6. 日本の名無しさん より:

    北海油田だけじゃねーよ、WTIが1バレル100ドル以上っていうだけでシェールオイル掘ったけど、OPECが『沢山生産するよ♥』って言ったもんだからアメリカも掘り出しを止めてるじゃん。

  7. 日本の名無しさん より:

    高騰した時期に稼いだ金は何処行った?というのはちょっとあほらしいな
    そりゃ株主の懐に決まってるだろ、欧米じゃ内部留保には厳しい(その分配当金を要求する)からなぁ……

コメントを残す