少女の頃、お城のドールハウスでままごとをする度に「ああこんな所に住んでみたいな」とため息をついたことはありませんか？

大人になってからも然り。アメリカドラマに出てくるモダンでお洒落なマンションを観たり、
インテリア雑誌のページをめくったり、高級住宅街を歩いたり、ヨーロッパの古城を訪れては、「ああいいな。私も住んでみたいな」。

狭くてつまらない自宅に戻れば「ああなんてわびしい家に自分は住んでいるんだろう」となんだかがっかりしてしまうこともあるかもしれません。

そんなあなたにぜひこの記事を贈りたいと思います。夢のような「ペット」（動物）たちの家です！！！

恵まれた動物たちが住む、ゴージャズで創造的なファンタスティックな家をぜひ眺めてください。

「なんだ、人間の豪邸はたいしたことがないんだ。動物たちの家のほうがずっと素敵なんだ！」と思い、もう二度とよそ様の住まいに憧れや羨望を抱かなくなり気が楽になるでしょう！（たぶん・・・・）

「ベルサイユ宮殿」風！1000万円以上の豪華絢爛なめんどりHENハウス

ニーマン・マーカス（Neiman Marcus）の名前をご存知でしょうか。特別仕様の高級車限定販売をはじめとする、高級品を販売する百貨店チェーン店です。

このニューマン・マーカスが「たった1％の人のために」、今から2年前の2012年に「クリスマス・ファンタジー・ギフト」を販売しました。

「Van Cleef & Arpels腕時計」（1,090,000米ドルー約1億2千万円)、「世界トップレベルの4人のシェフによるディナー」（250,000米ドルー約27000万円）。

そして、「ブロードウェイのステージに立て演技をする資格権利＆5つ星レストランでのディナーの食事」(30,000米ドルー約320万円）、そして「ベルサイユ宮殿」風の豪華絢爛なめんどりHENハウスのための家です。

値段は100,000米ドルー約1090万円。

家の中には孵化部屋、ねぐら部屋、人間のお客さん専用の図書室（鶏に関する蔵書など保管）、食事と水飲みの部屋などいくつもの部屋があります。どれもイギリスのジェーン・オースティンの文学小説に出てきそうな、歴史と由緒があるような内装になっています。

こんな素晴らしい「邸宅」で過ごせるなんて、めんどりたちもさぞかしストレスフリーで最高の卵を産み落とせるのではないでしょうか。

またもしあなたが大豪邸に住んでいる場合、めんどり小屋だけみすぼらしければなんだかバランスが悪く見えます。全体の雰囲気統一感のためにも、ぜひおすすめのめんどりの家です。残念ながら2012年のクリスマス限定商品でしたが・・・。

それにしても1000万円以上のめんどりの家・・・「人間の私の家よりも高い！」など嘆かないでください。

ニーマン・マーカス側がはっきり言っています。「１％の人のためのプレゼント商品だ」と。

飼い主も住みたい！？320万円のドッグハウス

モデルで女優のRachel Hunterがla petite maisonに依頼し、オートクチュールで製作したMexican Hacienda（メキシコ風農園邸宅的）ドッグハウスです。

人間の家にひけをとらないくらい、精巧で頑丈な造りになっており、ごく一般的なドッグハウスより窓が多く光と風が入るデザインになっています。人間も入れるようになっているとのこと。

かかった費用は30000米ドル、約320万円。

アメリカに本社を構えるLa petite maisonは幼児のためのラグジュアリーなPlay house（主にヨーロピアンスタイルのクラッシク調屋敷タイプ）を手掛けていましたが、それらがセレブのドッグオーナーたちの目に留まりました。

「同じ要領で犬のためのラグジュアリーハウスも製作してほしい」と依頼を受けるようになりました。

今では評判が評判を呼び、大繁盛をしているそうです。どれも数十万円から数百万円はするドッグハウスばかりで、しかも最初にまとまった頭金を払わなければならないのですが・・・

la petite maisonが手掛けた子どものためのプレイハウス

5500米ドル（約60万円）のスイスのコテージ風ドッグハウス

家の「中」に愛犬のための部屋を設けたい場合、もしくはマンション暮らしで庭がない場合は、Elite Pet-Havens（アメリカ）http://pethavens.com/index.htmに依頼しましょう。

下記の画像のような、犬のためのジャグジー付の部屋を設計してくれます。また嗅覚味覚触感を刺激するシステム装置も付けてくれます。（＊具体的にどういうものなのか聞かないでください。まったくもって？？？です。庶民の理解を超えています）

費用は50000米ドルから200000ドル（約550万円から2200万円ほど）です。

値段も高さも世界一のキャットタワー

ドイツのフランクフルトに本部を置くアニマルエンジェルズ（Animal Angels e.V.）は、1988年に設立の団体です。犬猫の保護を始め、食用動物の権利を強く訴えています。

家畜の輸送についても、いくら食材になってしまう牛や豚だとしても、身動きの取れないような狭いトランクの積台にぎゅうぎゅうに押し込められて長時間運搬されるのは虐待である、など訴えています。

ドイツ国内のみならず、ヨーロッパ各国やアメリカ、カナダでもその活動は行われています。

このキャットタワーは24フィート（7.3152 メートル）もの高さのある、恐らく世界で一番巨大なキャットタワーであろう、といわれています。

Tree of Marie(寄贈者のMarie Stillings氏より命名)は狙いどおり、話題となり団体について、団体の信条と活動について大きく一役を買っています。

やはりといいましょうか・・・。さすが動物の権利についての意識が世界中の中でも進んでいるドイツとあり、このキャットタワーもそのような深い理由があり作られたわけです。

富豪の単なる道楽や趣味によって作られたわけではないのです。

木の葉をイメージしたスペースには緑色のカーペットが敷かれており、猫たちがくつろげるようになっています。

お値段は100000米ドル(約1千94万円)。

それにしても7mのタワーの上で、猫同士がけんかをして落下したらどうなるのでしょうか・・・7mでも猫だから大丈夫？猫たちも身体を張って動物の権利を主張する、ということなのかな？

If I were(was) a bird…. 私も鳥になりたい・鳥のためのお城

カナダのトロント在住のJohn Looser氏による、ハンドメイドの鳥小屋です。

古木や廃棄になった木材を使い、19世紀のヨーロッパスタイルでデザインされた、世界で最高級の鳥小屋のひとつです。

John Looser 氏は現在49歳（2014年時点）。元々は「人間」のための住まいを建設する大工の仕事に従事していました。

ところがある時交通事故に遭ってしまい、全身に激しい痛みが走る線維筋痛になってしまいます。よって仕事を継続することができなくなってしまいました。

そこで考えたLooser氏は今度は「鳥」のための住まいを作る仕事を始めます。

これなら巨大な人間の家を組み立てるほど、身体に負担もかからない上、本来好きな大工の仕事を続けられます。

しかも人間のための家を作る仕事は、作業の仕事分担が細分化されており、建築家ではなく大工のLooser氏がデザイン設計までなかなか手掛けることは不可能でした。

しかし鳥の家なら、夢と創造力を膨らませながらゼロから自分でデザインを描くことができ、Looser氏は楽しくてしかたがない、と語ります。

この仕事をしていたほうが筋肉の痛みを忘れられ、自身が生き生きできるそうです。

クライアントからの要望の鳥の家のデザイン設計も受け付けており、毎回異なるタイプの家を完成させるのが本当に面白くてたまらないそう。

料金は200米ドルから2500米ドル（約22000円から27万円）ほどです。

自分が住みたくなってしまうような鳥の家・・・メルヘンとファンタジーもいっぱい詰まっています。きっと幼い子どもや犬猫も喜ぶことでしょう！

John Looser氏

奇抜な（人間のための）ハムスターホテル

最後に「おまけ」としてご紹介するのは、「ペットの気分を味わいたい」人間のためのホテルです。

鳥かごの鳥になりたい、家猫になってぬくぬく暮らしたい、など恐らく誰もが一度は「（できればお金持ちで面倒見のよい飼い主の家の）ペットになって生きてみたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。

その願望（？）を実現してくれるホテルがフランスの西部、ロワール川河畔に位置するナントに登場しました。

名付けて「ハムスターホテル」（The Villa Hamster　Hotel）。ハムスターの気分を味わえる、というコンセプトのホテルです。

「ケージで囲われている鳥や小動物にあこがれる人間っているだろ。それを実際に体験してみるのはどうだろうか、という思いつきで始まったんだ」

とホテルのデザイン設計を担当したYann Falquerho氏は語ります。

一番難しかったのは人間用の「ガラガラ回し車」。特別発注で製作したものの、安全でかつほどよいスピードでガラガラと回るようにするにはどうしたらいいのか、非常に苦労をしたと氏は言います。

2009年にオープンして以来、予約が相次いで入っています。一泊の値段は100米ドルから230米ドル（約11000千円から25000円）ほど。（一人分。料金。時期等にもより料金の変動有）

ハムスターの気分を味わうため、各部屋は非常に狭く、ハシゴも設置されています。

ロフト付の極狭1ルームマンションに住む日本の都心部に住む大勢の若者にとっては、わざわざフランスまで行かなくても、自分の住まいで日々ハムスターの気分を味わって過ごしているのですが・・・。

さてこれら、ペット（動物）たちのための高級ハウス、もしくはおまけの人間のためのハムスターホテルをご覧になり、どう思われましたか。

ネット上で海外の人々は以下のコメントを寄せています。

【参考URL】http://www.palmbeachillustrated.com/index.cfm?fuseaction=news.details&ArticleId=2578
http://www.neimanmarcus.com/en-jp/index.jsp
http://www.extremebirdhouse.com/
http://www.odditycentral.com/pics/carpenter-builds-the-most-amazing-birdhouses-youve-ever-seen.html
http://theilovedogssite.com/the-worlds-most-expensive-dog-houses-will-shock-you/
http://lapetitemaison.com/
http://cultmeow.org/astounding-cat-habitats-and-structures/
http://www.atlasobscura.com/places/hamster-villa
http://www.theguardian.com/travel/blog/2009/nov/18/human-hamster-hotel-france
http://www.canadiangardening.com/garden-gear/accessories/stylish-new-digs-for-backyard-birds/a/35517/5
http://www.angelsforanimals.org/au.asp
http://cuteoverload.com/2013/09/30/these-catwalks-go-one-step-beyond/
http://www.thisnext.com/item/94AF4727/Mexican-Hacienda-Dog-House-Dog
http://www.sheknows.com/pets-and-animals/articles/851179/the-coolest-dog-houses-youve-ever-seen
http://www.vetstreet.com/learn/ultra-luxe-holiday-presents-for-truly-pampered-and-pedigreed-pets

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