もしもあなたが現在50代の後半にさしかかり、それで、学生時代の借金がまだ1500万円も残っていたらどう思いますか?住宅ローンではなくて、大学に通うために借りた学費のローンです。
定年まで残りわずか、でも学生ローンの残高は山積み
正直もうすぐ定年を迎える年になって、こんなに多額の借金を残していたら、老後はバラ色とはほど遠いものとなるでしょう。でも、こんな現実がアメリカの社会では起こっているのです。一人の女性の実例を挙げてみましょう。
多額の学生ローンの負債を抱える一人の女性
ローズマリー・アンダーソンさん。57歳のアメリカに住む女性です。彼女は、20年前に学士号と修士号の資格を修得するために、学生ローンで6万5000(650万円)ドルほどのお金を借りました。
しかし卒業後、彼女は離婚し弟さんが病気になったので、その看病をするために仕事を辞めました。そうしているうちに学生ローンの返済をあきらめてしまったのです。今、その額は膨れ上がり、15万2000ドル(1520万円)ほどになっています。
彼女は、自分の人生をより良いものにしたいと思って大学へ進学しました。しかし、“皮肉なことにその借金のおかげで、私の人生はとても不幸で困った事態となってしまった。”と彼女は、話しています。
学生ローンの返済が滞っているアメリカのシニア世代
このアンダーソンさんの実例はごく一部の話ではありません。アメリカでは学生ローンの返済ができないまま引退を迎える人が、またもうすでに迎えている人が多数存在します。
2005年から2013年の間に65歳以上の高齢者の学生ローンの負債額はなんと28億円から180億円にまで増加しています。たった、8年間で6倍にもなっているわけです。
学生ローンの返済が不履行になっている割合は、
- 25歳~49歳の世代・・・12パーセント
- 65歳~74歳の世代・・・27パーセント
- 75歳以上の世代・・・50パーセントとなっています。
シニアの世代になるにつれ、その割合が多くなっています。
学生ローンを返済しなかったら、老後の社会保障は受けられない!
さらに厄介なことに、こうして学生ローンの支払いが滞っている人達の中には老後の社会保障が受けられない人たちも存在します。うーん、かなり深刻かつ悲惨な問題ですね。
2006年はそうした理由で社会保障が受けられなかった人たちが約47500人いましたが、2013年には約156000人、つまり2006年のおよそ3倍にも膨れ上がっています。
数字だけ聞いても、お年寄りが年金をもらわずにどうやって生きていくのだろう?と心配になりますし、身の毛がよだつような気持ちになるのは私だけではないはずです。
海外の反応
さて、このような事態に対して、海外の人たちは、どのような意見をお持ちなのでしょうか?
【参考URL】http://money.cnn.com/2014/09/10/pf/college/seniors-student-loans/index.html?iid=SF_PF_River
-
この女性(アンダーソンさんのこと)、いったい我々にどうしてほしいわけ?我々に、学生ローンの返済をしてほしいわけ?
おかしいよね。僕も、住宅ローンを抱えている。僕だって救済してほしいよ。
もし、議会が僕の住宅ローンを払ってくれるなら、僕も無責任にローンをためこもうかな・・。
-
学生ローンと住宅ローンを並べるなんて、面白いたとえだね。こんな風に、借金を返済できずに困っている人たちには、人生をリセットする方法、こうした状況から抜け出す方法が必要だと思う。
僕は、こうした学生ローンの返済に困っている人たちを救うために、破産制度を復活させるといいと思う。(アメリカでは学生ローンに対しては、破産制度が実施されていません。)
-
破産制度の復活、それには反対だな。なぜなら学生ローンの返済をできない人たちが、破産制度を安易な解決方法だと思って、こぞってそのシステムを利用する人が増えるからね。
何万ドルもの借金を、破産制度の濫用によってチャラにするなんてことは良くないからね。何より大切なことは、お金を借りている人に責任感を持たせることだよ。
-
破産制度を活用することによって精神的なダメージを受ける。
社会的に恥ずかしい思いもするし、クレジットカードは10年間も使用することができなくなるし、社会的制約や制裁も受けることになる。
-
社会的に恥ずかしい思い、それからクレジットカードを使えなくなる。・・こうした意見には笑っちゃうね。
僕の知人に家の支払いから逃げた人がいるけど、彼らは結婚した後、自分たちが所有する2件の家のうちいい方だけをとって、あと1件の支払いを放棄したのだよ。
支払う能力は十分にあるはずなのに、ずるいよね。
しかも、自分たちがした行為に対して後悔の念とかないし、もちろん良心が痛むなんてこともない。不履行、破産なんてことを政府が許すから、こうした類の人たちが自分たちのしたことを正当化するのだよ。
-
最終的に彼らは自分たちが背負った借金に対して責任を負うべきだ。誰か他の人が、この負担を背負ってくれるなんて期待すること自体おかしいよね。
-
その通りだよ。誰が他人が愚かにもためこんだ借金を払いたいと思うかよ。
そんなことが続くようだったら、僕はこの国を出ていくね。そして、借金を払うべき人に払ってもらうように追い込むね。
僕が支払うことのできる借金は、他の人も支払うことができるってことさ。それが、人生。そうやってこの国は成り立っているのさ。多くの人の汗を流した労働と犠牲の上にね。
-
大学教育は、価値を保持することにその意義があります。
-
破産制度を復活させる。それは、効果はないだろうな。
-
彼らは借金を返さなくちゃいけないし、ショッピングをやめ、クレジットカードを使うのをやめなくちゃいけないわ。
-
もし50代で1500万円もの学生ローンをまだ抱えているとしたら、それって大学で学んだことを無駄にしていることと同じでしょう?
-
申し訳ないけど、この学生ローンを返済していない人たちって自分の感覚とはかなりかけ離れているみたい。どうして、我々下町の庶民が彼らの学生ローンの返済を手伝わなくちゃいけないの?
大人だったら借金の返済はしなくちゃいけないし、少なくとも返済の努力をするのが当たり前だろう。それに、ローンの申請をする時にサインをしたのは自分自身でしょう。大人になってよね。
-
責任感のある大人なら、返済計画も立てていないような借金をしたらいけないよね。
-
借金は借金だ。返さなくちゃいけない。返済は、誇り高い行為だと思う。
私は大学を卒業してから年以内に学生ローンを返済したよ。州立大学卒業で、金額も5000ドルから6000ドルと少なかったけどね。
-
僕は同時に3つの仕事をこなして大学に通った。そして、平均でBの成績を修めた。卒業してから、3年以内に学生ローンを返済し終えたよ。申し訳ないけど、学生ローンの返済をできていない人たちに同情する気はないね。
大学に行きたかったら、節約して働きながら通えばいいのだよ。僕や僕の兄弟はそうしたよ。
-
全く同感だな。
-
大学の修士号をとっても、常識を身に付けることができないってこと?
-
ところで、57歳ってシニア世代なの?それが、まず疑問だわ。
-
賛成だな。
僕は、62歳以下の人たちをシニアと呼んだことはないな。シニアとは、63歳以上の人たちのことだと僕は思っている。
60代は、新しい50代
70代は、新しい60代さ。
-
私は現在52歳だけど、引退した後の計画なんて考えてもいないね。
おそらく80歳になっても何らかの収入を得る手段を考えていると思うね。
まとめ
いかがだったでしょうか?大学に行って学ぶこと、それは、本当に人生にとって貴重な体験です。大学は物事の真理を追究する世界で最も美しい場所だという人もいます。
学生ローンを返済しないで、こうした理想や価値観を身に付けても、そうした人々の人格は低俗なものと見なされてしまうでしょう。人間としての責任を全うした上で、学問を学ぶ、そうした大前提が、今アメリカで問われているのかもしれません。
自由の国アメリカだからこそ、そうした義務と責任に対して、厳格な人が多くいてほしいものです。学ぶこと=人格を磨くことなのですから、人間として義務と責任を果たしてこそ、学問は生きて役立つと言えるのでしょう。
今回は、そうしたことを強く感じました。
日本でも同様の問題があるよね。でもアメリカほど厳しくない。安易な連中もかなりいる。今後は厳しく取り立てるだろうけど所詮日本だからね。
そもそも大学教育は義務ではなく選択なのだからそこには責任が伴うと思う。
身内が重度の病気に掛かった。或いは障害をおってその看病でも証明させる必要があるね。日本はただただ返さないで結婚までして家も建ててなんてクズがたくさんいるから困ったもんだよ。
奨学金の返済踏み倒すと、本来なら対象になれたはずの人物が、原資が減ることによって対象外になる怖れが。
もしかしたら、踏み倒した人物の子供や孫は対象外になって進学あきらめなイカン場合も。
生活保護の不正(?)受給でも、次長課長河本の実家は、彼が幼少期もおそらくサポート受けてたはずなのに、認識の甘さから抜け出さなかったせいで、
本来貰えるかも知れない家庭の分を奪ってたかも(昔の自分たちと同じ境遇の家庭)知れないし、
逆切れ的な対応で将来の自分の収入も失った。
モラルハザードを0にするのは難しいけど少なくする方法無いんかなあ?
こういうケースで破産すら認めないとは米国は厳しい国だな。でもこの厳しさと非情さが国を支えているともいえるのかな。
日本は優しくて居心地のいい国だけど、そのおかげもあってか財政破綻への道をゆっくりと下ってる。ここが正念場。日本も生活保護や社会保障に厳しいメスを入れないといけないというか、入れざるを得ないところに来ている。公務員の給与や福利厚生に関しても聖域ではない。これができるのは政治家しかいないが、役人も自らが率先して協力していかなければ、いずれ自分自身の首を絞めることになるだろう。
根性論になってしまうけど、とりあえず一人一人がリスクを小さくして、頑張るしかない。
ただ、上記の人のケースに関しては当然、破産や生活保護を認めてもいいと思う。
逆にたいした理由もなく生活保護を甘受している者はバッサリと切るべき。
中韓政府可の五毛とVANKのネット連投と、中韓政府の対日工作費もらって出先世論工作機関になってる日本のマスゴミがデータの都合のいいとこだけ切り貼りして煽ってるだけで、日本は別に財政破綻への道を歩んでませんw
日本の財政不足なぞ、既に先進国でいらっしゃるどこぞの国へ差し上げてるODAを打ち切りにすれば、一発解消する簡単な話です
それを伏せて財政不安を言う人の話は一切信用できません
アメリカが厳しくて日本が優しいって、なにをどう見て言ってんだか
日本と違って、アメリカでは生活保護受給を断られて餓死した人なんかいまだいませんが?
日本の生活保護の問題は、2009年に民主党がこっそり法改正して外国人がほぼフリーパスで受給できるシステムになっていることで、本物の日本人への受給審査は非常に厳しいですよ
ODA打ち切りで解消できる額ではないが?
そもそも日本は先進国のなかでODA比率は極めて低い低負担国であることを知った上での発言だよね。そんなもの減らしたってどうにもならんぞ?
しかも中韓関係ないし。システム上の問題を提起しているのであって私怨を連ねるのも場違いかと。
>日本は別に財政破綻への道を歩んでませんw
まだそんなことを信じてるのか?根拠は?まさか国民の個人金融資産総額の方が勝ってるとか言い出すんじゃないだろうな?
じゃあ解り易い形で、
・なぜ政府のみならず野党までもが必死になって財政再建を叫んでいるのかな?
・なぜ目の前の自分の社会保障が金額という形で後退していっているのかな?
・国家予算の変遷を君自身が調べてみれば一目瞭然だと思うけどね。
>既に先進国でいらっしゃるどこぞの国へ差し上げてるODAを打ち切りにすれば、一発解消する簡単な話です。
ODAの額と日本国債返済額を比較したことはある?
ODAはどこぞの国向けとやらだけじゃなく年間総額でいいよ。ちなみにODAは様々なリターンもあるから本当はそれも考慮すべきだが、純支出額でいいよ。
>それを伏せて財政不安を言う人の話は一切信用できません
信用しなくて結構。私の言っていることは全部間違いで君の言うことが正しいのだろうから、鼻でもほじって寝ていればいいよ。
ただ自分は君とはまた違った意味での楽観主義者だから、日本はこの難局を乗り切れると信じてる。来たる日にソフトランディングできるよう一人一人ができるだけリスクを小さくしておくことが必要だ。あとは、経済成長という形で財政不安を解消するため「一人一人が頑張る」ことかな。
大学を出ても稼げない人もいる一方で、とくに米国の場合、驚異的な財を積み上げる人もいる。
ならば、成功者たちから巨額の救済寄付を募ればよいのではないか?
でないと進学という「賭け」をする人が減ってしまうから。これもノブリス・ブリッジというやつだ。
180億円なんてビルゲイツにとっては端金だろう。
生まれも育ちも違うから、誰かが声高にいえたことじゃないけど
借りた金は返せよ。それはもう寝ても覚めても意識すべきこと
ふつうのローンなら貸した方に責任あるけど、実際金貸しは利子とって利益を上げてるよな。
学生ローンに関しては利益性が薄いわけで、(日本に関しては奨学金は利子が安い、アメリカはしらん。利子が安いなら)
通常の借金より返す義務は強くなるよな。
教育は子供が自立する為にする、子供が自立すれば子供は社会貢献する事に成る、だから、1部の裕福な国では大学まで教育費が無料に成る。大人が子供を自立させるシステムにせず、教育で大人が金儲けするから教育費が高い。
アメリカも日本と同じで大学出ないと単純労働以外の職には就けなくなってるという…
しかもインターンシップ奴隷制度つき
弟の介護で仕事を辞めたって…?
修士までとった人が住み込みのお手伝いさんやってたの?
自分は働いて移民の人とかに介護の給料払って…とはいかなかったのかな?