私は産まれてこのかた、不況、不況、不況と聞かされて育ちまして、好景気は過去の栄光の様に思ってしまう。
加えて、人生の中の様々な節目で、国内の様々な波とぶつかり、故郷が明るい雰囲気で包まれた時代と私の人生が重なる事なんてあるのかな・・・・とか悲観的な事をごくたまに考える。
故に、お金持ちというのが私が生きてきた年月、どう生活してきたなんてこれっぽっちも気にした事は無い。というか考えさせられる機会が全くなかった。
そんな中海外のニュースを読んでいると、そのきっかけかな思ってしまうような、おもしろい記事を見つけた。
というのもこの約30年間、お金持ちの割合は変わらないどころか、増えており、さらにはお金持ちがどんどんお金持ちになっているそう。
あまり聞き慣れない話題で、好奇心がそそられるので、紹介させて頂く事にする。
では実際どのように推移しているかというと…。
世界のお金持ちの推移
例えば世界を牛耳るアメリカ。実は1980年以降、国内全体の所得の中で億万長者の所得が2倍以上に拡大しており、2012年には全体の20%に達した。
また伝統的に所得分配に均衡がとれるよう気を使ってきた、福祉国家と呼ばれているフィンランド、ノルウェー、スウェーデン等の国家でも富豪達の所得の割合が、国家全体の収益の70%をしめる税収の中で、7%から8%に上昇。
それに対して、戦後からヨーロッパを牽引していた国家、フランス、オランダ、スペインは横ばい状態である。
とパパパと書いたが、簡単に説明すると。
沢山の新興国が世界の中で目立っている現代においても、欧米国家の富豪層の活躍は80年代衰えていないということである。先進国では雲が陰っているような話を良く聞くので、こういった話はちょっと意外だった。
調査によると、富豪の中でもさらにランクの高い方々(ここれは億万長者と呼びましょう)は、特にアメリカでものすごい速度で、数字を上げているそうだ。
80年代は億万長者の所得税は、アメリカ全体の税収の2%にしか無かったのが、2010年には8%にも上昇した。
そしてこの億万長者の数というのは、アメリカの総人口のたった0.1%しか占めておらず、どれだけこの億万長者の力が凄まじいかお分かり頂けるだろう。
その一方、富豪達の反対側にいる、貧困層はいかがだろうか?
貧困層の人たち
読んでいて何となく気付いている人もいるかと思うが、先進国の経済がうまく行ってない話を頻繁にメディアで耳にしているのに、富豪達の所得が大きく上がっているという事は、貧富の差が大きく開いてしまっているのである。
両者の足並みが揃ってないことがもろに分かってしまっている。
加えては、ヨーロッパの沢山の国々は、30年間の間行われた税制改革で、富豪層の所得税の税率が下がっているのである。各国の平均で1981年の時点で、彼らの税率は75%だったのが、現在は42%にも下がっている。
とくに各国で共同の政治的アクションを起こした訳ではないのに、この貧富の差の拡大は申告で、恐らく年々拡大して行くだろうと専門家は読んでいる。労働者、資本家が共にフェアな納税が行えるよう、相続税や財産税の調整を計画する必要があるそうだ。
驚いた方も多いだろうが、不況で悩まさせられている間、着々と貧富の差が広がっていたのだ。
参考にこの記事をよんだ外国人の反応を一部紹介する。
【参考URL】http://derstandard.at/1397522186742/OECD-Reiche-wurden-in-vielen-Laendern-noch-reicher
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この見解は正しいな。保守層が失業者達を支配し観察しているんだよ。
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こういう考えもある。
私たちの為に金持ちに働いてもらう。そして彼らの相続税を上げるんだ。
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豊かな人達は、まあ、働いていないよ。
そして彼らは奴隷労働を人にさせているのだから。
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いやそれは違うと思うな。
私は豊かな人達を何人か知っているから言えるのだが、彼らは奴隷労働がはびこらないようきちんとした規則をもって働いている。
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自身の状態を奴隷労働として見ている人は、自立して自分を幸せにする事が出来るんじゃないのだろうか?
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たった0.1%とかに沢山の人は左右されるのか。
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これは貧しいって言われて当然だ。
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資本主義が亡くなれば私たちは幸せになれるよ。
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共産主義は不平等な収入という問題は解決する事が出来るけど、助けて欲しい時にだれも助けてくれなくなるというのもまた事実。
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次の選挙はどうなるのかな?
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愚かな人達という言葉は間違った概念だよ。
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不幸を取り除く事は、私たちには可能なはず。
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愚かな人達が貧民、聡明な人が富裕という認識は、金融の世界の話ではなく、精神的な部分に由来しているんじゃないかな?
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国民全員が賢明な判断を行う為に、自分たち自身が生きる事や生活の事のきちんと考える必要がある。
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金持ちが金持ちである理由は正しい決断を取れるという子のなので、この結果は論理的だなと思った。
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国は人によって異なった相続税などのマニュアルを、きちんと作る必要がある。
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不平等をなくし、自由を保つ新しい仕組みが世界には必要だよ。
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そんな理想論言ったってしょうがないと思うけど、思わないのもどうかな?って思う自分がいる。
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奴隷労働に嘆いているのであれば、自営業を立ち上げて自身が富豪になればいいんだよ。
かんたんな話だよ!
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メディアの人達が既に豊かな人達だから、たぶん富裕層との連帯もされていて、全てが正しい情報ではない気がする。
私は誤った情報という印象を受けた。
まとめ
気付かない所で、我々と富豪達の間は大きく差が開いていて、もしかしたら彼らの知らない世界として、我々が不況に鬱々としながら生活しているのを見ているのかな?と思った。
また新しい考えだなと思ったのが、「こういう考えもある。私たちの為に金持ちに働いてもらう。そして彼らの相続税を上げるんだ。」というコメントだった。
貧富の仕組みを知った上で自分に何が出来るか考えると、大きく分けて「今の状況を受け入れて生活する」、「打破する」という2つの考えになるだろうけど、このコメントは金持ちと自分たちを並べて物を考えている様に見えて、とても面白い意見だった。
不況という文字がいつ消えるのかは分からないけど、全員が打破に向けて行動するって言うのも無理があるから、ただ生活するにしても、こういった事実を知った上で自分らしく生きて行く事が一番意味ある事かなと思った。
世界はまた新たな局面に推移してるんだなあ
海外の金持ちの金持ちレベルは半端なく
貧乏人の貧乏レベルも半端ない
まさに混沌とした時代だね
今世紀中に大きな変化が起きることは間違いないから皆で待とうや
一部の人間がそれ以外を支配するための道具。
元々お金がそういう目的の元に生み出されたものだから仕方がない。
貧富の差が広がるならデフレにすれば解決するよ
中間層を完全に無くしてしまってデフレにすればみんなハッピー
中間層に寄生する労組や公務員の立場が無くなればもっと効率の良い社会になる。
働かない中間層を厚くするより働き者の貧乏人の質を上げる方が良い経済には良い。
日本はせっかくコストカット技術を磨き上げたのに、ここでインフレにするのは本当に勿体無い。というかインフレにはならんけど、
アベノミクスの限界なんだよなあ、中間層を増やすとか戯言言ってるのが。
日本も貧富の格差を表すジニ係数は戦後最大を記録したっけな
富裕層を守るために、非正規を増やしてんだもん、当然だな
それで物が売れない、不景気だ不景気だってアホかと