上記の発言は、とある環境グループでも、エコロジストの誰かのでもありません。意外にもサウジアラビアの石油相Ali Al-Naimi氏の口から出た言葉です。
サウジアラビアは石油産出国として有名です。しかし早くても2030年には、サウジアラビアは太陽光発電の国に生まれ変わる予定だと言います。これは一体どういうことなのでしょうか。
お金持ちのサウジアラビア人たち
サウジアラビア首都のリヤドのショッピングモールを闊歩する女性たち
私がカイロに留学・勤務していた頃、毎年夏になると大勢のGULF(湾岸人)たちがカイロに遊びにやってきていました。50度の灼熱の国の人々にとって、40度のカイロは涼しく感じるのです。
5月、6月になると、カイロ国際空港には湾岸ファミリーがぞろぞろ到着。その光景は見ものでした。
中には4人の奥さん、大勢の子どもたち、使用人、ベビーシッター、はたまた愛人たちをぞろぞろ連れた人もいました。赤ちゃんの紙おむつまで何ダースも持ってくるので、荷物の量も膨大です。
カイロに到着後、髪の毛も顔も露わにし、アバーヤ(黒色の民族衣装)を脱ぎ捨ててジーンズとTシャツ姿になる女性たちもいます。
サウジアラビアなどでは女性は徹底的に顔や身体を隠さなければならないのですが、カイロではそこまでうるさくありません。よってここぞと言わんばかりに開放的な姿に変身し、ショッピングに励みます。
男たちはカイロの賭博場やバーで遊びます。湾岸諸国ではそういった場所がないからです。(最近は変わったでしょうか?)
夏のカイロは豪華マンションの家賃も大きく変動します。お金持ちの湾岸人たちが部屋を借りるため、家賃が「湾岸料金」に跳ね上がるのです。
同じ部屋を貸すのでもエジプト人には3000円、外国人には2万円、湾岸人には10万円・・・当然どこの大家も湾岸人に貸すことを希望します。
私のような一般外国人が夏に引っ越しを考えようものなら、まったく部屋がみつからないという状況に陥ってしまうものでした。
本物の大富豪の湾岸人たちはマンションではなく5つ星ホテルにひと夏中滞在します。スイートルームを借り切って、夕方まで豪華なベッドでぐっすり。日が暮れて涼しくなると目が覚めて、シャワーを浴びます。
男性も女性もたっぷりの香水を全身に振り撒き、リムジンで買い物に外食、カジノやクラブで翌朝まで遊び、日が昇る頃にまた就寝します。
ホテル従業員や運転手、レストラン給仕のエジプトたちはそんな湾岸人たちを「石油のおかげで成り上がった砂漠人(ベドウィン)たちのくせに」と苦々しく見ていました。
外から見ると、モロッコ、リビア、エジプトも、
- サウジアラビア
- クウェート
- イラク
- オマーン
- U.A.E
といった湾岸諸国も一見同じようです。
- 話す言語(実は地域によってアラビア語は異なる)
- 顔(実はアフリカ大陸のエジプト人の方が肌の色が濃い)
- 服装(実は民族衣装も違いがある)
と、どれも同じように見えます。
しかし確実に違うのは“お金”です。湾岸諸国はリッチなので、彼らはエジプトに避暑で遊びに来ますが、反対に北アフリカ人たちやヨルダン人、シリア人などは湾岸諸国に出稼ぎに行くのが一般的です。
あまりにも大きな経済的落差があるため、カイロを歩く湾岸人たちはどこか横柄で威張りくさっている感じがありました。カイロで何を見ても食べても乗っても「安い安い安い」と眠たそうに言います。
石油国ならではの経済感覚
しかし、そんな彼らがカイロで「高い」と言葉を発したものがひとつだけありました。それは何かというと、車のガソリン代です。
今から20年ほど前の話で恐縮ですが、当時エジプトでは、ガソリン1リットルが1ポンド(当時は約30円)でした。
「なんて高いんだ!俺の国では7円だぞ!」
「俺の国だって5円~7円くらいだ!」
とサウジアラビア人やクウェート人たちがびっくりしていました。
何百万円もするものをボンボン買い物しておきながら、たかが30円のガソリン代を「高い高い」と文句言うのはどうかね、と私などは思ったものです。
「奴らがあんなにでかい態度をとっていられるのもいまのうちだけだ」と多くのエジプト人は苦々しそうに言っていました。
「近い将来、石油は空っぽになるのがもう分かっている。でも奴らは目先のことしか考えていないから、贅沢三昧の生活を送っている。そのうち奴らは間違いなく貧乏になるんだ。ざまあみろ」などと思っていたものです。
確かに湾岸人たちの豪快極まる大金の使いっぷりを見ていると、後先何も考えていないようでした。「彼らは将来、まずいんじゃないかな」と私も思ったものです。
ところが、意外にも?といったら失礼ですが、湾岸の国々の象徴的存在であるサウジアラビアもちゃんとこの先のことを考えている、ということが最近のニュースで聞こえてきました。
確かに石油はエンドレスではない、いつかは足りなくなるものです。そこでサウジアラビアが目を付けたのはソーラーパワー、太陽光発電です。
サウド家が作り上げた国サウジアラビア
サウジアラビアという国名は「サウド家のアラビア」を意味しています。
かの国はかつてはただの砂漠で、さまざまな遊牧民族・部族が点在していました。しかしひとつの国家を作りあげるのには、ひとつの部族にまとめるしかありません。
そこでサウド家は、18世紀から戦と他部族との結婚を繰り返し、領土を増やしていきました。19世紀初頭にはアラビア半島の大部分を支配することになります。
正式にサウジアラビア王国が建国するのは1932年です。サウド家が作り上げた国ということで「サウド家のアラビア」がそのまま国名になったというわけです。
砂漠にぽんっとできた新国家サウジアラビア。当時、まさかこの土地に石油が埋まっているとは誰も思っていませんでした。さまざまな専門的見解から、それは考えにくかったのです。
1923年、アングロ・ペルシア石油会社のGMは、
「サウジアラビアで石油は発見されないだろう。地表に全くその可能性が見られない。地質的な構造から言っても、石油発見の可能性はないといっていいだろう」
と書き記しています。
石油があるかも・・・?アメリカの申し出が歴史を決めた
しかしアメリカの石油資本会社が「もしかしたら埋まっている可能性がある。掘らせて欲しい」と申し出をしてきます。(※経緯はもっと複雑ですが、ここでは簡略化します)
国王は一応イギリス側に許可を求めました。なぜならサウド家が勢力を伸ばし、王国を誕生させることができた背景には、イギリスの支援があったからです。イギリスには義理と恩もあるのです。
ところがイギリスは「掘らせてみればいいさ。どうせ何も出てきやしないんだから」と鼻で笑ってしまいます。
ちなみにこの話をしたのは、カイロのアメリカン大学で教鞭をとるアメリカ人の教授であったため、ちょっと話を脚色している可能性はあります。
とはいえイギリスが、アメリカがサウジアラビアで石油を発掘するのをみすみす見逃してしまった、というのは遠からず当たっていると思います。もしここでイギリスが「ちょっと待った!」をかけていれば、現代の世界史は多く変わることになったかもしれません。
1933年。アメリカの国際石油資本会社とテキサコ社は、サウジアラビア王国政府との利権協定に基づき「アラムコ社(Saudi Aramco)」を設立し、石油開発へ着手しました。
そして5年後の1938年、サウジアラビアで初の油田が発見されました。サウジアラビアはアラムコ社の資産を徐々に買い取っていき、1980年代には同社を完全国有化にしました。
オイルマネーでリッチ!
首都リヤドにあるスカイラインビル
オイルマネー国となったサウジアラビアの贅沢極まりないライフスタイルは世界中で有名になっていきます。
ネットのなかった時代ですが、20年前のカイロにもサウジアラビアの噂というのは頻繁に入ってきていました。
- 「砂漠でロールスロイスのタイヤに合わせた道路を作ったらしい」
- 「学歴を手に入れなくてもお金持ちのままだから、大学に行かない若者が増えたらしい」
- 「サウジアラビアの高校生の平均小遣いは月3000万円らしい」
などなど、どこまで本当か分からないものの、「サウジアラビアでは」と聞くとどんなに突拍子のないスケールの大きい話でも「当然だろう」と思えてしまったものです・・・。
サウジアラビアでは大学を出るまで、学費、医療費、社会福祉費が無料で、住宅費、電気代、ガス代もかかりません。料理人、ハウスキーパー、庭師、メイド、ベビーシッターを抱えるのも当たり前です。
イギリスの老舗の執事学校を卒業すると、サウジアラビアのお金持ちの家庭に就職する、という話もよく聞こえてきます。
カイロに限らず、湾岸諸国でよく私が目にしたのは、サウジアラビア人の母親と幼い太った息子とフィリピン人のベビーシッターたちです。
幼い子どもが転ぶとします。母親ですと、とっさに本能的に手を差し出すものだと思うのですが、サウジの母親たちは目がうつろ。倒れた子どもの元へぱっと駆け寄るのはベビーシッターさんたちです。
何もかも、家事も身の周りの世話も子守りも他人にお任せというのが当たり前なので、こういう時にもとっさに身体が動かないようです。
ブランドも大好きです。派手なデザインやカラー(特にゴールド色)を好むので、アルマーニやフェラガモ、ローレックスの腕時計、真っ赤なフェラーリをどんどん買い漁っていました。
5つ星ホテルのベリーダンスショーでは、例えばエジプト人の観客たちが10ポンド札(当時約300円)をステージに放っているのに対して、サウジアラビア人たちは100ドル札(約1万2000円)を吹雪のように舞わせていました。
サウジアラビア人の青年に見初められた欧米人や日本人の若い女性たちが「ポルシェを貰った」「大きなティファニーの宝石を貰った」という話もよくしていました。(※余談ですが、共通しているのが、彼女たちはみんな色白で豊満な身体つきでした・・・!)
石油で富豪国となったサウジアラビア。サウジアラビア人が歩けば、エジプト人だけでなく、世界中の人々が羨ましさと妬みと軽蔑が入り交ざった眼差しを向けるものです。サウジアラビア=オイルマネー、リッチ!なのです!
国営石油会社の太陽光パネル設置
ソーラーパワー大国への道を推奨しているTurki bin Saud bin Mohammad Al Saud皇太子
世界で消費される石油の1/10を供給しているのは、前述したサウジアラビアの国営石油会社アラムコです。その石油会社が、2012年に自分たちのオフィスに隣接する駐車場の屋根に、太陽光パネルを設置しました。
駐車場といっても、その辺にある日本の駐車場とはスケールが違います。4500台以上駐車ができる、16万平方mの面積を持つ駐車場です。
太陽の熱と光から守るために、この広大な駐車場に広大な屋根を設けているのですが、その屋根に12万枚以上の数の太陽光パネルを取り付けました。発電力は10.5MW(メガワット)にもなります。
この駐車場の屋根の、大規模な太陽光発電設備は大成功をおさめています。稼働からわずか数か月で850万kWhを記録したのです。
これは恐るべき発電力ですが、サウジアラビアの位置を思い出してみてください。北緯23度の北回帰線の直下であり、1日あたりの日照時間が平均12時間です。まさに太陽と灼熱の砂漠国です。
専門家たちに言わせるとそう単純な話ではないようですが、しかしこれほど太陽光発電に相応しい土地は、そうそうないのではないでしょうか。
必要に迫られて太陽エネルギーに
世界一の原油埋蔵量を誇ると言われているサウジアラビアが、手始めに自社の駐車場から着手し、ソーラーパワー国に方向転換。一見奇妙に聞こえますが、これには理由があります。
サウジアラビアの全石油生産の内、4分の1が国内で燃焼されます。言い換えれば、相当な量の電気を消費しています。急速に発展を遂げていった国だからです。
十分対応できる電気消費量を増やすために、国は1日あたり100万バレルの石油を燃やしています。これは輸出量の15%分もの量になり、石油欠乏の危機を迎えているのです。
そもそも、国の発電所などのインフラが古く、非効率的であるということも問題です。そのためのエアコンも無駄であり、同国の総電力使用量の約70%を占めています。
ところでサウジアラビアは1キロワットあたりわずか0.01ドル、つまりほとんど無料で国民に電気を供給しています。
長期的には、この電力消費量はそれらの石油生産のすべてを飲み込んでしまうであろうとサウジアラビアの王室は懸念しています。なぜなら電気消費量は毎年10%、11%と上昇しているからです。
人口は3,000万人ほどなのに、サウジアラビアの電力消費量は世界6番目の消費国。石油の国内需要が現在のペースで続くと、2030年には供給と消費がまったくかみ合わなくなる、という予想が出ています。
太陽光発電の国として・・・未来のサウジアラビア
繰り返しますが、現在のところこの国では、国内で消費する石油を自分たちで賄っています。国は1バレルあたりわずか4ドルで国内の電力会社に販売しています。
しかしもし完全な石油輸入国になってしまえば、当然この金額でやり取りはできません。一気に石油代が高額沸騰してしまうのです。
よって“ソーラーパワーの開発利用に方向転換した”というニュースは、このように再生可能エネルギーに向けたサウジアラビアにとっては、本当に驚くべきことではありません。サウジアラビアは状況改善のために、早急に動いていく予定なのです。
Al-Naimi石油相は「王国は太陽エネルギーにおけるグローパルなパワーを得るだろう」と確信しています。最終目標は、現在の“石油輸出国”から、“太陽光発電輸出国”という代名詞を持ち、太陽光発電輸出国として世界的に有名になることです。
3年前サウジアラビアは、2032年までには太陽光発電容量の41GW(ギガワット)を持つであろう、と発表しました。この通りになれば、太陽光パワーのリーダーであるドイツの量を抜くことになります。
来年の2016年には、世界とサウジアラビア最大の国営石油会社アラムコとサウジ・エレクトリック社は、全国で10か所の太陽光発電プロジェクトの建設を開始します。
またサウジアラビアは、2009年から約75%低下している太陽電池パネルの立ち下がりコストの支援を行っています。
「4年前(2011年)には太陽光発電は重要視されていませんでしたが、過去18か月で大きな変化がありました。」と再生可能エネルギー企業のACWAパワーのCEO、Paddy Padmanathan氏が話しました。
氏は触れていませんが、もしかしたら日本の原発事故に衝撃を受けたことも、その「大きな変化」の理由のひとつだったのかもしれません。
太陽の野望計画を阻む問題
サウジの石油販売量は1年前に比べて40%も落ちており、予想以上の急速な低下です。これにより壮大な太陽のプロジェクトの資金供給が困難になるかもしれません。
プロジェクト継続に赤字が続けば「太陽の野望」のモチベーションが下がり、もしかしたらサウジアラビアは石油を必要とする、原子6発電に再び力を入れることを検討するようになるかもしれません。
もう1つの今後の問題は、サウジアラビアのリーダーたちは、アメリカとシェールオイル(地下深いシェール層に埋まっている石油)を獲得する競争から脱却できるかどうか、です。
この争いに固執を続ければ太陽光発電に向けた動きの足を引っ張る可能性があるからです。
富があるからこそ!?
サウジアラビアの若者たちがソーラーパワーの経済的恩恵のおかげで、派手なスポーツカーを乗り回し派手な恰好をし夢のような贅沢生活を送っている、というインスタグラムやブログ、ネット記事が出回る、なんて事もそんなに遠い未来ではないかもしれません。
それぞれ感想は異なると思いますが、私が感じたのは、思い切った太陽光発電への切り替え政策に踏み切り、実行ができるのも、元となる資金が潤沢だからこそなのではということです。
ちなみにこの太陽光発電計画の今後8年間の資金は108億ドル(約1兆2800万円)の予定だそうです。
“お金持ちはよりお金持ちになることができる”とよく言いますが、まさにサウジアラビアの場合もそうかもしれません。
Here comes the sun,
and I say, It’s all right
(太陽だ、太陽が来るよ!もう大丈夫だよ!)
Beatles – Here Comes The Sun より
ネット上では、様々な国の人々がコメントを寄せています。石油大国がソーラーパワー国へ、というインパクトはかなり強烈だったと思われます。一部をご紹介します。
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将来への警告として、太陽エネルギーへのシフトチェンジは大正解だ。
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砂漠国で太陽光発電!ナイス!
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大気からの炭素排出量を低下させる決定には拍手だ。
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非常に感心した。僕はアフリカ出身なんだけど、アフリカでも太陽の光があふれている。アフリカも太陽エネルギー事業に力を注ぐべきだ。
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サウジのような君主制国は色々問題もあるが、このニュースに関しては、サウジのトップは見事な判断を下してみせたと言えるだろう。
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あたかも素晴らしいニュースのように聞こえるが、そうじゃない。サウジはゲームを楽しんでいるだけだ。太陽光発電という遊びに挑戦してみたいだけなんだ。
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アラブ人って新しいものが好きだよね。新発売される車やスマホにすぐに飛びつくよね。目新しい太陽光発電事業も面白そうだ、と思ったんだろうね。
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サウジアラビアって本当に恵まれている国だよね。やっぱり「アラー」の恩恵なのかなって思っちゃうね。
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ソーラーパワー1本でやっていくのも危険だ。資源は複数確保しておくのが一番安全で安定すると思う。
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悪口ばかり言われる国だけど、なんだかんだいってとても賢明な国だと思う。
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いいプロジェクトだ。しかしサウジアラビアの人々は甘やかされて自分勝手なことが多い。こういった国民である限り、あの国は文化の上での成熟は難しいのではないか。
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本当のところ、サウジアラビアは自然エネルギー国になるのではないかと思う。
中国やインドのように太陽エネルギーと風力、原子力をうまく使い分けてやっていく、という方向に向かっているというのが正解だろう。
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ガソリン代が一番安いのはイランのテヘランだと思う。確か1リットル 0.10ドル(約12円)だったような記憶がある。
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サウジアラビアには16もの原子力発電所があったと思う。それはどうするんだ?太陽光発電の方が安くあがるっていうのだろうか。色々疑問が残る。
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ソーラーパワーは高くつくって思われているけど、2020年までには値下げするんだよ。
自分はスペイン人なんだけどさ、この国では5年後までに4セント(約4.76円)/ kWh.になる予定だよ。
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↑ドイツでは25セント(約29.75円)/kwhだ。じゃあそのうちドイツはスペインからソーラーパワーを輸入するようになるのかな。
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サウジアラビアがどんな魂胆を持っているにしろ、自然エネルギーに切り替える方針であるのはいいことじゃないか?
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プロジェクトの内容が曖昧な気がする。それに、どうせこのプロジェクトに大きく関わってごっそり利益をかっさらっていくのはアメリカだろうな。
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太陽光発電で全てを賄えるなんて、まるでSF小説の世界のようだな。ここ、インドでもそうなってほしいな。
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ソーラーパワーは今後ますます人類にとって必要になっていくものだ。軽視しないで他の国々でも本腰を入れて取り込んでいく課題だと思う。
【参考URL】http://www.talkmarkets.com/content/global-markets/oil-kingdom-becoming-solar-powerhouse?post=69030&utm_source=taboola&utm_medium=referral
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-09-04/china-s-zhou-kept-repeating-the-bubble-burst-at-g-20-meeting
https://www.greentechmedia.com/articles/read/saudi-arabias-oil-minister-cant-stop-talking-about-solar-energy
http://reneweconomy.com.au/2015/record-low-solar-prices-heralds-power-shift-from-fossil-fuels-30731
http://www.ibtimes.co.uk/here-comes-sun-saudi-arabia-looks-export-solar-energy-fossil-fuel-starts-run-out-1502453
石油王国が太陽国になる日はそう遠くなさそうだね。その内、太陽光発電で作った電力を他国に売るビジネスを始めるんじゃない?サウジが貧乏国になることはなさそうだ。
だったら難民を受け入れろ
太陽光は永遠に尽きぬ資源だし素晴らしいね。
サウジの人口が間違ってます。
また、
>稼働からわずか数か月で850万kWhを記録したのです。
ですが、これは電力量なので、数ヶ月を3ヶ月少々としますと
一時間あたり3500KWhとなり、エアコンを使うのであれば
約3000軒の家庭に供給できる程のパワーであって
「恐るべき発電力」という感じでは無いでしょう。
太陽熱発電だったら評価したのに
太陽光ではパネル製造会社に毟られておしまいだわ
利益が出そうな頃には寿命がくるからパネル交換することになるし
なによりパネル製造エネルギー以上の発電エネルギーを出せない
昔は太陽電池って言ってたけど、まんま電池的なもんなんだわ
熱発電なら見かけの効率は悪いが、トータルなエネルギー収支ならパネルを上回る
熱対流風発電も加えたらさらに良かったね
金があるうちに砂漠を縁化したほうがいいと思う
原子6発電!
太陽光はそんなに電力量を叩きだせないんで
これでオイルマネーを賄うようなことには絶対にならない
夜間は発電できないしね
お気楽な記事だなぁ
シリアなんてオイルもう出なくなってるんだぜ
アラムコの人間と5年ほど仕事したけど
しばらくあの国は発展しないと感じた。
自分でやる、考える、改善する、という意識を持ってる人間が
少なすぎる。
なので外国からの出稼ぎがいないとなりたたないのに
出稼ぎ連中への差別がひどく人が定着しない。
そのうち今出稼ぎ来てるインドパキの連中も自分とこ発展して
働き出すから中東は人手不足になる
せいぜいアフリカから引っ張るんだろうがそれも一時しのぎだろう
太陽光発電はメンテナンスが大変だろう。
設置する場所にもよるかもしれないが砂漠になんか設置しても飛んできてこびり付いた砂とかが容易に機材を破損させかねない。
おまけにいくらなんでも砂漠地帯のような気温50度から氷点下へみたいな状況下ではパネルごと駄目になる可能性もある。
日本でも温泉地帯とかで地熱発電はどうだとか言うけど、あれだって硫黄がこびり付いて機材が駄目になるんじゃないかとか色々言われてるし自然エネルギー発電というのは今の時点ではそんなに素晴らしい発電方法というわけではないようだ。
自然エネルギーに変換ってのは、環境に良いし、良い試みだけど、太陽光パネルって効率悪いんじゃない?
砂漠で砂が舞ってる中設置して、パネルが傷ついてすぐ交換なんてことにはならないの?
どんだけ利益出るの?
いずれにしろ石油の時と同じだけの贅沢はできなさそう。
これが中東の産油国が水素燃料電池に好意的な理由の一つなんだよね。
電気自体は保管や輸送に難点があるから、太陽光発電の電力で水素を生産し液体水素として輸出しようと考えている。
液化水素の生産と保管と輸送には液化天然ガスのプラントやタンカーが流用できるから追加投資が最小限で済む産油国の利点を生かそうとしているわけだ。
金があれば色々実験できるからうらやましい
金があるなら核融合の国際共同プロジェクトに参加すれば良いのに、そういう事はしないのね。
人材的に難しいのだろうけど。
サウジという国が存続できるようならそれでいいと思うよ。
修理交換清掃まで含めて永続的な管理サイクルが作れているなら恐れ入る
肝心の人材がいないからイラン以外は没落するよ
太陽光だけではなく太陽熱発電もやってるよ!
今サウジでは様々な太陽のエネルギーを活用した発電方法を実験中ですよ!
太陽光パネルは、あまり高熱なると、発電力がへるぞ。日本の夏でさえ劣化するのに、さらに10度も高いところじゃ、設備費をペイする前に壊れる。
まず働くことを覚えた方がいい
砂漠で太陽光発電はもう既に色々なところでやっている。日本の企業もやっていた。砂嵐でも大丈夫らしい。
超電導送電が実用化されれば砂漠の国が世界中の電力を賄えるようになるかもしれない。
ならないかもしれないが。
砂漠に太陽エネルギーってのは相性いいだろ。
問題は砂埃と電気の貯蔵だな。
電気の貯蔵を水素にして、トヨタの水素車に出資すればよい。
あとはISみたいな原理主義者に打倒されないようにすればいい。
サウジアラビアは、晴れの日が多い(日照時間が長い)からこそ出来ることだね。
同じ産油国でも、ロシアはこの点で劣っているし、経済はほぼ資源頼み、
そしてルーブル安と原油安。
加えて、石油と天然ガス以外の燃料が主流になれば、ロシアが得る金が減っていく。
短期的に凌げても、中長期的に見ればロシア経済か、ロシア国家のどちらかあるいは両方の崩壊への道を歩んでる。
アラブ諸国ですら、資源以外でまとまった国家予算を得られる機会があるというのに・・・
将来的には太陽光は発展すると思うけど、今のところは元取れてないよね。
これだ!って次世代エネルギーはまだ見つかってないのね