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宗 庆后 -中国一の富豪は、飲料品メーカー社長!-

2014/07/19
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42歳の時、3人でスタートした彼の事業は、今や中国トップの飲料品メーカー`娃哈哈集团合资公司[ワハハグループ合資会社]`となっています。成功の裏には、創業者 宗 庆后 の人柄が大きく影響しているようです。

一体どんな人物なのでしょうか?彼からどんな点を学ぶことが出来るのでしょうか?

生い立ち

1945年、彼は中国江蘇省に生まれます。祖父は政府の財政部長を務め、父も公務員でしたが、時悪く、文化大革命、その後の改革解放運動で、父は職を失い、教師だった母のわずかな収入のみでの厳しい生活を強いられます。

家庭が貧しかったため、また折しも、国の政策、`若者は農村へ働きに‘ の時期でもあったため、中学卒業後、浙江省の塩採掘場へ働きに出ます。

その後同じく浙江省の茶畑兼加工工場で15年働き、1979年、母親の教師の仕事に変わって地元で仕事をすることになり、十数年ぶりに、杭州に戻ることができました。

この間の、きつく辛い生活は、彼を鍛え、強固な意志と、我慢強い人に成長させたのです。

42歳3人での起業

杭州に戻った彼は、工場の従業員として、また営業マンとして働きます。同時に、独学で企業管理を学び、社会人大学の企業管理に関する資格を取得。

そして1987年、42歳、寡黙な中年男性になっていた彼は、学んできた知識と、営業マンとして積み上げた経験をもとに、起業します。

といっても3人の従業員と、14万元[当時1元=38円] の借入金でのスタート。

事務所は、壁と床にペンキを塗り、簡易式のデスクといすを置いただけの質素なもの。街に出て行き、アイスを売ること、学校の付近でノートを売ることーこれがかれの創業の第一歩でした。

さらに、各学校に事務用品ほかを納品します。優良な会社と見てもらえるよう、電話一本受ければ、強風であれ、炎天下であれ、三輪荷車に乗ってすぐに配達に出かけます。

彼は今でもその当時のことをはっきり覚えています。当時一本のアイスキャンディーは日本円にして、1円ほど。利益はさらにそのごくごく一部。収入となるのは、ほんの微々たる額でした。
 
たとえ利益が少なくても、彼の勤勉さと誠実さ、努力は報われていきます。時間の経過とともに、業務範囲は広がり、加工品の注文を受けるようになります。1年後、十数万元の売上となっていたのです。

宗 庆后の工夫

しかしただ売るだけでは、他と何も差がない、独自のものを作らなければーと考えた彼は、翌年、地元浙江省医科大学と提携し、子供向けの栄養飲料を売り出します。これが効果があり、品質がいいと、大ヒット。

3年後には1億元を越す売上となり、その後、急激な成長を遂げていきます。子供向け飲料の市場に可能性を見てとった彼は、大きな賭けに踏み切ります。自社より数倍も大きな工場を買い取ったのです。

1991年、`小さな魚が大魚を呑み込む‘かのようにして買収した杭州の缶詰工場を、自社の新たな始まりとします。

1994年には`西から北へ市場拡大‘のビジネス戦略を進め、1996年にはフランス企業ダノンと資本技術提携し、中国最大の飲料品メーカー・娃哈哈集团合资公司[ワハハグループ合資会社] となったのです。

この、ダノンとの提携を、のちに、`ハイスピード成長の、高速道路を走り始めた‘ と形容しています。確かに、この時から、二度目の急成長となります。しかし、実際のところ、海外企業との提携は、彼にとって悩みの種ともなりました。

経営権・ブランドをめぐって意見が合わず、度々衝突したのです。彼は言います。

「彼らの考えや方法は、中国の市場には適していない。彼らが反対したとしても、自分は実際の国内市場の需要に合わせて決定し、行ってきた。結果、成功した。彼らとの提携でさして大きな成果はなかった。」

と。

宗 庆后の仕事ぶり

一年365日のうち200日は自ら実地市場調査に出かけます。ある年には、たったの12日間で広い中国のほぼ全ての省を回ったとも。

毎年、大型顧客に対しては、自ら商談に赴きサインする。営業報告に目を通し、自らも日々の報告を記録する。

コツコツ、真面目に、勤勉に。創業当初から今に至るまで、彼のこの姿勢は変わっていません。

宗 庆后の一風変わった経営方針

中国27の省、都市に、2万人以上の社員を持つ大手企業でありながら、長年に渡って、ただ一人の取締役、社長を彼一人で務めてきたのです。取締役会はありません。

こんなエピソードがあります。

売上高、数億円のある支店で一台の車が必要になりました。購入にあたっては宋社長の許可、サインが必要。誇張して、ホウキ一本購入するにも社長のサインが必要だ、とまで言われていた頃もあります。

オープンな独裁

彼の経営方針です。自他ともに認める、独裁的経営。しかし彼自身の仕事姿勢と従業員を大切にする姿勢ゆえ、多くの社員が会社に忠節です。

一大企業のトップでありながら、毎年社員と共に社内運動会に参加し、大晦日には工場に出向いて、従業員をねぎらいます。ひとりひとりに、「お疲れ様」と声をかけながら。

勤続年数の長い社員たちとは年越しの夕食会を開きます。その後帰宅し、今度は家族と大晦日を過ごすのです。

この方法はずっと変わっていません。

ただ、社員の数が増えるにつれ、会食のテーブル数が増え、それに伴い、彼の帰宅時刻も年々遅くなっているのです。

ある年のこと。その年は、2月が旧正月でした。[中国では旧暦で新年を祝うため、毎年日付が異なります] 元旦、普段より30分ほど遅く起きただけで、またいつものように会社に向かいます。

彼曰く、2月はもともと短い上に旧正月で一週間休み。ほんとに時間が足りないと。年初めの4日に、市場分析会が予定されており、8日には、販促会が計画されているといいます。

そのため、多くの人がまだ自宅でくつろいでる年明け、彼は既に出社し、昼食は事務所にてお弁当で済ませているのです。

宗 庆后=倹約家

彼の一年の個人消費は5万元以下[1元=16.5円]

飛行機はいつでもエコノミークラス。彼の手にあるスマートホンは最新の高価なものではなく、ごくごく普通のもの。

ある記者とのインタビューの席上、特別な時以外、ジャケットにスラックスが好きな彼は、足元にははやや古びれた布製の靴を履いていました。笑って言います。

「この間出張前に、下着一セット新調したよ、19.5元のね。僕が着てると高級なものだと思うでしょ。質が良ければ、安いもので十分なんだ。」

と。彼の好物は、相変わらず豆腐と漬物だと言います。娃哈哈集团の本社オフィスは今でも6階建ての小さな建物です。

上方に掲げてある`娃哈哈‘の三文字で、ここがあの娃哈哈集団と分かるだけ。長年の従業員によれば、これでも改修したとのこと。以前はもっと古びたものだったそうです。

あえて好きなことを挙げるとすれば、タバコとお茶。お酒は一滴も飲みません。

毎年の取次販売店との、懇親会の席でも、方々からのお酒の勧めを断り、「自分たちは飲料メーカーだ、どうしてお酒を飲めるかい?」と、お酒の代わりに自社のドリンクを飲むのです。

ある番組で、西湖のほとりで、お茶を味わいながらのインタビューがありました。収録が終わって彼は、「あー ここでお茶を飲むのはとてもリラックスできる。」と感慨深げに言います。

それを聞いた部下が「でしたら、今度西湖のほとりに事務所を設けてはいかがですか。」と。彼は「それはいいアイディアだ」と言ったものの、全くなかった話のように忘れてしまいました。いつも「今はまだ楽しむ時ではない」 が口癖なのです。

常に、中国の飲料市場をリードしてきた娃哈哈集団[ワハハグループ]

ワハハ子供向け栄養飲料・果汁入り乳飲料・鉄分補給スキムミルク・ミネラルウォーター・コーラ・ペットボトル入り栄養乳飲料・幼児乳児向け栄養配分粉ミルク等、毎年新たなヒット商品を生み出し、一気に巨大企業へと成長したのです。

2002年からは、子供服市場にも参入。多角経営に乗り出しました。

彼は言います。企業家にとって大切なことは、会社に責任を持って良い仕事を行うこと。そのためにはまず自分から。次に国のためにしっかり税金を納める、そして社会のために雇用の機会を作り出すこと。

慈善活動でも知られる彼は、1998年以来、事あるごとに高額の寄付をしています。

洪水に見舞われた地域に368万元。サーズの際には900万元余りの健康食品の寄贈。国内はもとより、国外のインド沖地震、津波の際は、771万元に及ぶ、飲料水、子供衣料等の支援物資寄贈でした。また 国内の貧困地域への援助の点でも積極的です。

彼を知る人は言います。大器晩成。謙虚。彼のような勤勉、真面目、注意深く事を行う人が成功しないわけがない。何をやったとしても、上手くいくだろうと。

こうして、世界第5位、中国第一位の飲料メーカー娃哈哈集团合資会社、取締役兼会長の宋庆后は、2010年アメリカ、フォ-ブス世界長者番付で、70億アメリカドルの資産、第103位にランク付けされ、一躍中国大陸一の富豪となりました。

不動産や、投資で財を成す起業家が多い中にあって、彼の成功は、異色でしょう。

一つには13億人を抱える市場で的確にニーズを把握したこと。そして贅沢とは無縁の勤勉さ。

コツコツ真面目に自分の手で働くことこそ、大きな財産を手にする正当な方法であることを教えてくれているのかもしれません。

【参考URL】http://www.cnfol.com
http://gongyi.sina.com.cn/gyzx/2010-09-28/103020466.html

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