今や世界中はシリア難民の話題でもちきりです。第二次大戦以後初めての、かつてないほどの大量の難民だとも言われています。
2014年には21万9000人が地中海を渡りヨーロッパに亡命。しかし今年2015年の8か月の間では、ヨーロッパに逃げた難民の人数は30万人以上にもなり、内2500人以上が亡命中に死亡しました。その難民の大半は、シリア難民です。
この数は、コソボ難民、アフガニスタン難民、イラク難民、ルワンダ難民等の数を圧倒的に上回っています。そしてこれらのシリア難民の大半が若者であり、
- 18歳以下・・・全体の51%
- 11歳以下・・・全体の39%
となっています。
当然、まだ幼いまたは若い難民の彼らを見殺しにはできません。そこで人権委員会はイラン、イスラエル、ロシアそして湾岸諸国に注意を出しました。なぜならこれらの国々では、シリア難民の受け入れ数がゼロだからです。
イラスト: Omani artist Salim al-Salami
イランは長年に渡り、シリアのアサド大統領には反乱軍に立ち向かうため様々な武器を提供し続けていました。それなのにシリア難民(アサド側の人間含む)を受け入れようとはしていません。
ロシアもアサド大統領に兵器を提供し続けていたのですが、難民受け入れの表明を出しません。正確には、難民たちを入国はさせたのですが、市民権を与えることもなく「文句があるならシリアに帰れ」の方針を貫いています。
イスラエルも同様です。すぐお隣の国なのですが犬猿の仲です。シリアはイスラエルの建国を1度だって認めたことはありません。またユダヤ教の国が、自分たちの国の存在を認めないムスリムたちを受け入れるのにはそう簡単ではありません。
そもそもイスラエルはムスリムのパレスチナ人も追い出していることもあり、シリア人難民も「1人でも受け入れるな」というスタンスを取っています。
では湾岸諸国がシリア難民を受け入れないってどういうことなのでしょう?同じアラブで、同じイスラム教国で、非常によく似た文化や風習を持ち、しかも積極的に外国人労働者を受け入れている裕福な国々です。
なぜシリア人は海を越えた遠いヨーロッパに渡っているのでしょうか。なぜご近所のアラブ諸国には逃げてこないのでしょうか。湾岸諸国はそれこそムスリムの精神にのっとり、そしてありあまる大金を使い、なぜ彼らを助けないのでしょうか。
シリア難民はなぜアラブ諸国には逃げられないのか。今回はお金も絡む、この話題を取り上げたいと思います。
シリア人とは
2015年9月4日付の報告によると、ご近所のアラブの国々がシリア難民を受け入れた人数は以下の表の通りです。
画像の表のとおり、トルコ、イラク、レバノン、ヨルダン、エジプトは、それぞれの国が大変な政情であるのにもかかわらず、これだけのシリア難民を受け入れています。
ここで少し補足しますと、シリアはいわゆる現在のシリアの国だけを指すのではありません。かつてはシリアといえば、
- 現在のヨルダン
- イスラエル(パレスチナ)
- レバノン
- イスラエル
これらの領土も含んでいる「大シリア」でした。
かつての繁栄土地・大シリア
人類史上最初に文明が生まれ栄えた地域だ、と主張する考古学者もいます。東西交易が栄え、非常に奥深く素晴らしい歴史を持つ地域です。
アラブ各国の子どもたちは大シリアについて学校で学ぶこともあり、エジプト人、ヨルダン人、レバノン人等の、この地域への尊敬の念は非常に大きいものです。
大シリアは第一次大戦以後、ヨーロッパの思惑により分離されてしまいます。レバノン、シリアはフランス領になり、ヨルダンはイギリス領になりました。
欧米よりずっと早くに誕生した偉大な文明と、欧米よりずっと長い歴史を持つ大国を彼らは壊しました。その上欧米諸国賛同の下、大シリアだった領土に、ユダヤ人の国・イスラエルも建国されてしまいます。
ISIS(イスラム国)によるシリア人大虐殺は、欧米諸国は関係ないことかもしれません。しかしこうなるまでに、欧米はシリアにずいぶん干渉し続けていた、ということは事実です。
もし大シリアが残っていたならば、ひょっとすると今回のような悲劇は起こらなかったかもしれません。「シリア」という響きはアラブ人たちにとっては、ノスタルジーを含めた様々な思いを呼び起こすものです。
彼らにとっては、シリアは単なるアラブ諸国の1つというわけではない。昔は大領土だった、すなわち自分たちと同じ国民だったようなものなのです。
よって単なる道徳心や仲間意識等で彼らを受け入れているだけではないのです。同じルーツ、同胞、親のような存在の土地なんだという潜在意識を強く持っているが故なのです。
さて話を戻します。では湾岸諸国は一体何をやっているのでしょう?すぐご近所でお金も暇もあるのに、なぜシリア人たちが必死にもがいているのを傍観しているだけなのでしょうか。
アラブのお金持ちと貧乏
ところで、アラブというのは大まかにお金持ちの国と貧乏な国に分かれています。
世界中の5つ星ホテルのカジノで一晩で数千ドルもの大金を湯水のごとく浪費している、いわゆる「OIL RICH」は以下の国々です。
- クウェート
- サウジアラビア
- バーレーン
- アラブ首長国連邦(U.A.E.)
- カタール
これらの国は湾岸諸国と言われ、国の人々を湾岸人と呼びます。湾岸諸国=リッチ、と思って間違いありません。
一方で貧乏な国、いわゆる「NON OIL」の国は以下の通り。
- モロッコ
- チュネジア
- リビア
- エジプト
- シリア
- ヨルダン
等。一般アラブ人=貧しい、となります。
湾岸諸国へ出稼ぎに…
一般アラブの国の庶民階級の若者たち、もしくはインテリ業種の高学歴たちは、湾岸諸国に出稼ぎに行くことがよくあります。
アラブでは、結婚する時に新郎側がお金を持っていなければなりません。しかし自分の国で働いても大したお金を稼げません。
庶民の男が結婚するには、湾岸諸国に出稼ぎに行くしかないのです。そうすれば、自国で働くよりもお金がそこそこ貯まります。医者や大学教授、弁護士、バイリンガルといった知的階級の一般アラブ人も同様です。
また既婚男性たちは国にいる妻子に仕送りをします。しかし、遠い湾岸諸国には独身外国人女性たちも出稼ぎに来ています。私が中東に住んでいた頃は、既婚男性が現地で出会った女性と愛人関係になった、というトラブルをよく耳にしました。
何しろエジプトの法律等では、夫が一方的に離婚を成立させることができてしまいます。
「○○さんの夫、湾岸に単身出稼ぎに行った・・・向こうで別の女と結婚した。勝手に離婚手続きをしてしまって、○○さんは赤子を抱えて困っている」というゴシップを、エジプト人のオバチャンたちは誰かの家に集まり、甘い紅茶を飲みながらよく話していました。
一夫多妻や愛人を持つ話はアラブではよく耳にすることですが、湾岸人と一般アラブ人たちとでは意味が変わってきます。
湾岸人たちはお金と時間を持て余しているので、妻や愛人をとっかえひっかえすることができます。しかし一般のアラブ人は生活のため出稼ぎに行かなければいけません。その結果妻や婚約者と離れてしまい、新たに女性を持ってしまう・・・。
お金(オイルマネー)があるかないかによって、その生活レベルや運命は180度異なってしまっているのです。
シリア人を助けない理由
シリア難民のニュースによると、大勢ものシリア人たちが下記の国等を目指して避難しています。
- ドイツ
- カナダ
- ノルウェー
- オーストラリア
イギリスでは「弱者の受け入れ計画(VPR)」に乗っ取り、性的暴力、拷問を受けた被害者、および高齢者や障害者の難民に優先的にビザを発行し、およそ216人ものシリアの人々が移住しています。
しかし、「この受け入れ人数は少なすぎる」と人権家たちに非難を浴び、ジェームズ・キャメロン首相はシリア人難民受け入れ枠を2万人ほどに拡大する、という声明を出しました。
西洋諸国の苦悩や苦労、努力は日々のニュースで伝わってきます。なぜシリア難民を助けるのは、こういった遠いヨーロッパやまたは北米、オセアニアなのでしょう。なぜ「お金持ちの親戚」は手を差し伸べないのでしょうか。
「お金持ちの親戚」とは、すでに前述したバーレン、カタール、U.A.E.、サウジアラビア、クウェート、オマーン等の裕福な湾岸諸国のことです。
元々多くの外国人に労働ビザを発給している国々。U.A.E.に至っては、国の労働者の99.5%が外国人です。一体どういう理由で見て見ぬふりをしているのでしょうか?
背景には過激派組織が潜む
答えは簡単です。湾岸諸国はシリアの戦争で反乱軍に資金を提供しているからです。
サウジアラビア、カタール、クウェートからの裕福な寄付者がアルカイダおよびISISと繋がっているのも含め、多くの過激派に資金を提供しているのです。
またシリア難民といっても、政府軍の兵士たちや、元アサド大統領に忠誠を誓っている者たちも紛れ込んでいる危険性を潜んでいるからです。
対ISIS的にも、自国の平和維持のためにも、「難民だから可哀そう、気の毒」といって彼らを易々と入国させるわけにはいかないのです。
ヨーロッパとて実は来てほしくない?
今現在のニュースを見ると、シリア難民の受け入れについて、一番苦労しているのがヨーロッパです。テレビのニュースではヨーロッパ人たちがシリア人たちに心底同情を寄せている光景が多く紹介されています。
しかしネット上では手厳しいコメントがたくさん寄せられています。他人事ならば「気の毒」で済むのでしょうが、いざ自国に一気に押し寄せられると、複雑な心境と恐怖がじわじわと押し寄せてくるものなのかもしれません。
ヨーロッパやアメリカのネットの世界の人々の間では、コメントにあるように、実はシリア難民に深い同情を寄せてはいるけれども、心の奥底ではいろいろ不安に感じている、という意見が多いようです。
そして彼らが共通して思っているのは、「同じアラブの湾岸諸国はもっとシリア難民を助けるべきだ」という事です。
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湾岸諸国は難民たちによって色々乱されたくないんでしょうね。
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ヨーロッパはシリア難民にパスポートを発給しているけど、アラブの国々は彼らを受け入れても、パスポートは出さないよね。
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湾岸諸国がシリア難民を助けるわけがない。公にはなっていないが、ISISの設立には湾岸諸国が金を出したんだろ?
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湾岸人たちって敬けんなムスリムじゃないな。彼らの宗教の教えには、困っている同胞を助けよ、ということがあるはずだけどな。
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アラブ人ってそもそも、人間の生命の重みや大切さだなんて分かっていないだろ。
実際に通りで乞食の子どもが飢えで倒れていても、助けたりしないじゃないか。こういう人種がヨーロッパの価値観の中でやっていけるのかねえ。
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大勢のムスリムのシリア人とパキスタン人が入ってきて、サウジアラビアはモスクまで次々に建設している。ヨーロッパの未来はどうなっちゃうんだ?
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俺たちヨーロッパも湾岸諸国の方針を見習うべきだ。難民を無視せよ。
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湾岸諸国ってただ金持ちだけじゃなくて、馬鹿でもなかったんだな。シリア人を徹底して無視するなんてなかなか賢いよな。
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大勢のムスリムがヨーロッパに定住したら、どんどんムスリムの人口が増えていくだろ?
そしてそのうち、クリスチャンの俺たちvs奴らの市民戦争が起きるよ。
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アメリカはこの問題をもっと現実的にシビアに受け止めているが、EUはなんだか感情に流されているよね。モスクまで建設許可して、なんて愚かなんだろうか・・・。
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そういえばイスラエルもアフリカ難民を受け入れず、スウェーデンに任せたよね。うまくやったよねえ。
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「NO MORE移民」の署名運動をするべきだ。
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シリア難民を責めることはできないわ。でも同時に彼らを歓迎する者が誰もいないのも事実よね。
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湾岸諸国は、外国人のムスリムも嫌いなんだな。
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なぜドイツはモスク建設を認めたんだ?モスクがいくつもできれば、自動的にムスリムも増えるじゃないか。
そうなったらドイツ人の自分が今度はドイツを捨てて難民になるしかない。
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湾岸諸国は傍観しているだけっていうわけね。思っていた以上に役立たずの連中なのね・・・。
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湾岸諸国では、外国人はみんなただのメイドや奴隷の存在よね。犯罪が多いけれど、加害者の湾岸人が罰せられることはないわよね。
そういうところには例え難民でも移住したくないでしょうね。
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湾岸諸国がシリア難民を助けるわけないじゃないの!彼らはISISの人殺しを助けるのに忙しいのよっ!
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常識的に見て、シリア難民全員を引き取るのは湾岸諸国がするべきだ。
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僕たちヨーロッパ人は「西洋的民主主義」というものにとらわれすぎている。だから実は誰もやりたがっていないのに、難民をばんばん受け入れているんだ。
本当にそうしたいからやっているのではなく、西洋的民主主義者として「そうしなくてはいけない」と思い込んでいるんだ。
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サウジアラビアに出稼ぎに行った多くの外国人は、奴隷扱いをされさんざんこき使われて挙句、何も支払ってもらえなかった、ということがよくあるよね・・・。
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こういう時こそ、イスラエルが手を差し伸べるべきだ!言うまでもなくシリアとイスラエルは仲が悪い。イスラエル建国時以来、一度も歩みよったことがない。
だからこそ、イスラエルはシリア人を助けるべきなんだ。そこで初めて互いに歩み寄り、諍いが終わるはずなんだ。地理的にも問題ないし、イスラエルは一体何やっているんだ!
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クリスチャンのシリア人はイスラエルやヨーロッパへ、ムスリムのシリア人はアラブ諸国へ・・・これでいいんじゃない?
湾岸諸国もお金は出している!
湾岸諸国は「自分たちもできることは十分やっている!」と反論しています。
サウジアラビアに至っては1100万ポンド(約20億2000万円)もすでに援助金を出しているとのこと。しかしサウジアラビアのような富豪国にとってこの金額は、はした金に過ぎないのではないでしょうか。
分かりやすく比較をしてみると、イギリスは、307億ポンド(約5兆6600億円)、国連は700億近い金額を出しました。
またアラブ諸国の中では唯一寛大なクウェートだけが彼らを助けるために、イギリスよりは少ないものの194億ポンド(約3兆5700億円)もの資金援助を申し出ました。
湾岸諸国全体としては、慈善団体や個人の個々の寄付金を含めて600億ポンド(約11兆600億円)ものお金を寄付しています。これらの金額は、彼らにとってはまったく大きなものではありません。
ちなみに2014年の夏、イスラエルに攻撃されたガザ地区再建のために、サウジアラビアはポンッと500億ドル(約5兆9700億円)を寄付しています。
それなのにシリア難民にはまったくといっていいほどお金を使おうとしていません。それだけシリア難民に無関心だということなのでしょうか。
このサウジアラビアは一方で、ドイツに移住するムスリムたちのために、この国に200か所ものモスク建設の費用を出す、と声明を出しました。莫大なモスク建設費用を出すのは惜しまないのに、直接的人道支援を行おうとはしません。
分かり易く例えてみましょう。日本人が難民になって海外に避難するとします。サウジは直接的に日本人を助けません。命を繋ぐためには何も協力しません。しかし海外の国に、仏教や神道の寺神社は建設すると言うのです。何かが違うと思いませんか?
この内容なのに「シリア難民のためにお金を使っているぞ」と言われても、ピンときません。
アラブの外国人締め出し政策
シリア難民たちも積極的に湾岸諸国に押し寄せようとはしていません。その一番の理由がビザです。スーダン、イェーメン、モーリタニア、アルジェリアを除いた主要アラブ諸国は、彼らに入国ビザを発給しようとしません。
また仮に発給されるとしても、こういった諸国に入国するためのビザ発給申請費用は法外なものです。さらに条件もあります。すでに家族や親せきの人間が移住していない限り、これらの国々では新たな移民(難民)は入れないという法律があるのです。
そう、つまりシリア人たちはアラブ諸国に入国できないのです。拒否されてしまうのです。
そもそもクウェートを含む多くのアラブ諸国では、2013年に「今後10年かけて、100万人ほどの外国生まれの定住者たち(外国人)を追い出す」という計画を打ち出しています。
仮に諸国がシリア難民たちを温かく迎えるのにしても、距離の問題があります。一見、とても近いように見えるのですが、シリアからアラブ首長国連邦等に渡るのには、厳しい砂漠を越えなければなりません。
その上、イラクを通過する必要もあります。イラクといえば、すでに大勢のシリア難民を受け入れている一方で、ISIS相手に戦っている国であり、これ以上の受け入れには無理があります。
さてもう一度繰り返しますが、湾岸諸国では、労働の大半を担っているのは外国人たちです。常に大勢の労働者をアジアやヨーロッパ等世界各国から迎え入れています。
よって物理的にシリア難民を受け入れても、彼らの働き口はいくらでもあるはずなのです。しかし対ISIS問題等で、おいそれと簡単に入国させるわけにはいきません。
そもそも外国人労働者は大歓迎だけど永住をしてもらうのは望んでいない、という考え方です。
湾岸諸国でそれなりの待遇、給料で数年働くことはできても、年齢、性別、肩書き、収入貯金額に関係なく、外国人である限り、湾岸諸国では市民権を得られることはまずありえません。難民でもそれは例外ではないのです。
移住先は欧米が望ましい?
イギリスのニュース記事サイトExpressも多くのネット住民達同様に、
何もかもが遠くかけ離れているヨーロッパの生活でゼロからスタートするより、間違いなく、アラブ諸国でスタートする方が馴染みやすく簡単です。
シリア難民たちのストレスを思っても、やはりアラブ諸国が早く大決断をし、大勢受け入れる動きになってくれるのが何よりです」
という意見です。
しかしこの記事の意見は本当に正しいのでしょうか。湾岸諸国というのは100%ムスリムの国々です。しかしシリアはそうではなく、クリスチャンもいます。当然、難民もムスリムとクリスチャンがいます。
アラブ諸国にしてみれば、もしかしたらムスリムは助けてもいいと思っているのかもしれません。しかしムスリムだけは受け入れて、クリスチャンは入国させない、ということを世界の世論的にできるはずがありません。
数年間だけ稼ぎに働きに来た外国人労働者なら、宗教が何であれ構いません。実際にアラブ諸国には、クリスチャンのヨーロッパ人、ヒンズー教や仏教徒のアジア人の出稼ぎは大勢います。
ですが難民となると、いつまで居つくのか先が見えません。恐らく永遠に留まることでしょう。異教徒が永遠にムスリムの国に住み続ける・・・子どもも産んでクリスチャンが増えていく・・・これは由々しき問題です。
避難できても奴隷扱い
また肝心のシリア人たちがアラブ諸国への避難を一番に望んでいるかというのも怪しいと思います。たいていのシリア人は、お金持ちの湾岸人たちがどういう人種なのかよく知っているからです。貧乏な労働者を奴隷のようにこき使い、虫けらのように扱ってきます。
彼らは湾岸諸国で嫌というほど屈辱を味わうことがあるのです。同じアラブ人なのに向こうは王様でこっちは使用人。顎で命令されます。王様に暴力を振るわれても、強姦をされても、まず泣き寝入りするしかありません。
私がドバイでちょっと仕事で短期滞在した時、2、3か月の滞在中にひしひしと感じられたのが「この国では一番偉いのはドバイ人。何においてもドバイ人が正しいとされる。外国人は二の次」という事でした。
さらにアラブ諸国の外国人出稼ぎの世界には「カースト制度」があります。
マネージャークラスのポジションにつくのは、
- ドイツ人
- イギリス人
- アメリカ人
猛暑の中、建設現場で肉体労働をするのは、
- インド人
- ネパール人
- バングラディッシュ人等
エジプト人はウェイターやドライバー、観光ガイド、ホテルマン等のサービス業。中国の貧しい農村から出てきた若い子たちは、ホテルの客室清掃等。
日本人は、日本人観光客のための観光業、ホテルのフロント係や料理人、庭師等が多かったような記憶があります。
若い時の経験やキャリアアップのために2、3年こういった国で働いてみるのはなかなか面白いと思いますが、定住となるとストップがかかります。湾岸諸国に住むと、仕事はあるしお金もそこそこ貯まるけれど、湾岸人たちにいびられ続けるのです。
湾岸人たちが太古の時代から長い歴史と文化を持ち、大昔から支配者側の立ち位置で、もっと品と威厳と教養があれば、一般アラブ人たちも不満や嫌悪感を持たなかったかもしれません。
しかし残念なことに、一部の湾岸人は悪い意味の成金根性がひどく、お金も湯水のように使い一般アラブ人たちを見下します。
エジプト、シリア、レバノン、ヨルダンからすると、自分たちの方(大シリア)が数千年もの長くて奥深い歴史と文化がある国です。そんな先祖を持つ自分たちが、ポッと出の成金国の砂漠民たちにぺこぺこして仕えなければならないなんて、屈辱です。
日本人の多くも、もし同じ立場になったらもしかしたら隣近所の国々ではなく、もっと遠い欧米諸国に逃げて生活をリセットしたい、と願うのではないでしょうか。多分、シリア人たちもそうではないかと思います。
シリアの思い出
さて、今回のシリア難民ニュースを見るたびに、なんともいえない複雑な気持ちになります。なぜならシリアやシリア人には個人的に思い出がたくさんあるからです。
時は遡って90年代。ギリシャのアテネに仕事の関係で2、3か月滞在した際、たまたま近所にシリア人たちが住んでいました。彼らはギリシャ人女性と結婚をし、美容師や料理人の仕事をしていました。全員がギリシャ語をマスターしていました。
短期滞在の私はギリシャ語だなんてまったく話せません。しかしギリシャ人たちは、シリア人より日本人の私に対しての方がずっとフレンドリーで親切で、仲間に受け入れてくれました。
理由は簡単です。私は一時滞在の外国人であり、彼らは永住組の外国人だからです。また私はムスリムでもないですし、日本はギリシャとはややこしい歴史の過去を持っていません。
私の出会った多くのギリシャ人がシリア(アラブ)を嫌っていました。一方でシリア人たちにも「景気のいい時は俺たち外国人労働者を呼んで、景気が悪くなったら俺たちを嫌い追い出そうとする。ギリシャはずいぶん勝手なものだ」という言い分がありました。
エジプトのカイロに住んでいた時にも大勢のシリア人に出会いました。カイロにいるシリア人の中には歌手、モデル、俳優等、エジプトのショービジネスで働く人々もいました。なぜならシリア人は、レバノン人のように色白で緑色の目をした「美形」が多いのです。
レバノンとシリアはヨーロッパに近く歴史的に繋がりも深くあったため、一見ヨーロッパ人?と見誤ってしまうような顔立ちの人々がいます。こういったレバノン人やシリア人は、カイロでもモデルや俳優業をしていたのです。
白い肌を持つ美しい容姿の上、耳心地のよいシリア方言を話すレバノン人やシリア人は、カイロでもモテモテでした。
シリア人女優Dima Bayaa
美しいシリア方言のアラビア語
ところで私はエジプトのカイロに留学していた時あることに気が付き「しまった」と後悔をしました。エジプト方言のアラビア語がこんなにバタくさく、他のアラブ人たちから失笑されている「訛り」だとは知らなかったのです。
とあるアメリカ人タレントが、山形が方言の地域だと知らずそこに留学してしまい、標準語ではなく山形弁をマスターしてしまい「やってしまったなあ」と思った、というのを聞いたことがあります。私もまさにそれと同じ気持ちでした。
そしてシリア人の話すアラビア語を初めて聞いた時の衝撃は忘れられません。彼らの話すアラビア語は子音が抜けたようなふわあとした発音で、ガチャガチャした印象のエジプト方言の発音とはまるで違うのです。本当に品のある響きです。
そこである時夏休みを利用して、シリアに長期旅行をしてみようと決意をしました。現地の生のシリア方言を実際に耳にしたかったのです。
90年代当時、シリア渡航について特に注意もありませんでした。在カイロの日本大使館勤務の日本人たちも、長期休暇が取れたら交替で単独でレバノン、シリア、ヨルダン等旅行に出かけていました。
大使館の人々も含め在カイロの日本人の間では「やっぱりシリア、レバノン、ヨルダンには行っておかないとね。正統派アラビア語に触れないとね」という調子でした。
こういった国々では確かにテロ騒動は度々ありましたが、エジプトよりスリも少なくずっと平和な国だという概念でした。
絶世の美女のシリア人CAたち
シリア・アラブ航空(SY)で首都ダマスカスまで飛んだのですが、エジプト航空と違いSYのCAは全員絶世の美女であることに驚きました。モデルや女優顔負けの長身の8頭身、色白で青い目や緑色の目をしたギリシャやフランス系の美女CAしかいませんでした。
もっと驚いたのは、フライト中に男性乗客たちがCAたちに、電話番号が書いてある手書きのメモや名刺を渡していたことです。1人や2人ではありません。大半の男性乗客がやっていました。
そしてCAたちがそれらを当たり前のように次々受け取っていることにもとても驚きました。機内の中は食事や免税品販売、入国カード配布よりも、ナンパのメモの受け渡しで乗客もCAたちも大忙し、といった有り様でした。
シリア人女優Nesrin Tafish
シリア人女優Lilia al-Atrash
ダマスカスの街
ダマス(ダマスカス)国際空港に到着すると、いきなり雰囲気は重々しくなりました。何もない殺風景な国際空港なのですが、アサド大統領の肖像画が至るところに掲げられており、空港職人や警備の兵士たちは一様に怖い顔をしているのです。
「アラブ人は笑わない」とよく言われていたものですが、まさにシリアでは公共の場で人々が口を開けて大笑いしているといった光景はそうは見かけませんでした。
ダマスカスの街は、清潔でした。エジプトは中世の時代からゴミを通りにぽんぽん投げ捨てる習慣があるのですが、ダマスカスではそうではないらしく、まるでシンガポールのように道路は綺麗でした。
通行人のほとんど全員は男性でした。カイロは女性も自由に出歩いていましたが、ダマスカスではそうではないようでした。
すれ違いざまに聞こえるか聞こえないかの小声でぼそっと「ウェルカム」と言われることは頻繁にありました。こういったシャイ?なシリア人とすれ違うと「ああ、エジプト(アフリカ)からシリア(アジア)に渡ってきたんだなあ」と感慨深くなったものです。
英語を話す若者たち
ダマスカス滞在中、たくさんのシリア人の若者たちの知り合いができました。割と気さくにあちこちで店員や空港職員、通りすがりの女子大学生等が話しかけてきてくれたのです。(後で思えば、外国人の私を監視するための人々だったのかもしれません・・・。)
閉鎖された社会主義の国なのに、英語を話す若者が多いことに感心でした。親日家しかいなくて、好奇心旺盛で、女の子たちもしっかりと自分というものを持っていました。
「こういうアラブの国では、女の子は学歴を持たないと早くに結婚するしか選択はないの。だからわたしは一生懸命勉強しているの。外交官になりたいと思っているの。
そしたらつまらない結婚で一生を終えることもなく、外交官として世界に羽ばたいて生き生きとしていられるでしょ」
と熱く語った大学生の女の子もいました。
13歳の少年と、パルミラ遺跡
パルミラ遺跡群はシーズンオフだったせいか、観光客は自分以外いませんでした。遺跡近くの小さなB&B(宿泊施設)に滞在したのですが、なぜか当時13歳の少年が1人で宿番をしているだけでした。
13歳の少年は、たった1人の宿泊客の私のために手の込んだ料理を作ってくれました。「シリア料理は素晴らしいんだ」と言って毎日毎日凝った料理でもてなしてくれました。
宿の掃除も手を抜かず、暇ができれば一生懸命独学で英語と仏語を勉強していました。「将来、世界を周りたい」というのが少年の夢でした。こんなに生真面目で純朴で働き者で勉強熱心の13歳は、後にも先にも見たことがありません。
ちなみに遺跡の像をみると、顔立ちはギリシャ人、衣裳もギリシャ風のもの。中には東洋風のものもあり、「ああシルクロードの最西端だったんだなあ」という実感が湧いてきました。
リラックスするのには最高なので、パルミラには1週間くらい滞在しましたが、ここで出会ったシリア人たちは全員素朴で心優しい人達でした。心底パルミラ遺跡を誇りにし、かつて存在したパルミラ王国のゼノピア女王を尊敬していました。
シリアに救いの手を・・・
アサド政権下、色々自由もお金もないけれど、その代わり平和と秩序が保たれている国でした。この平和がずっと続くと思っていました。確かに言論の自由はなく、物質も欠乏し不便の多い国でした。しかし彼らには笑顔がまだありました。
シリアに滞在、旅行した人たち、もしくは日本国外でシリア人の友人を持った日本人にとっては、間違いなくシリア人は単なる「難民」ではありません。「友達」「仲間」として知っている彼らを難民と呼ぶのは、心情的に抵抗すらあります。
私にとってのシリア人は、愉快で色っぽくて賢くてお洒落な人達を指します。
音楽番組(アラブ版MTV?)の中で流行歌を歌い、PVで華やかに踊っている美女たちが、私にとってのシリア人イメージです。飛行機の中で乗客たちにナンパされ、仕事そっちのけで嬉々とする美人CAたちがシリア人です。
エキゾチックに聞こえるように、わざとシリア方言を強調して喋り、緑の瞳でウィンクしてバーやディスコで女性たちをひっかけていた色男たちがシリア人です。
「お祈り用のカーペットを腹筋用に使っている」とラマダーン中にビールを飲みながらげっぷをしたムスリムがシリア人です。「食い物に困っても香水は切らせない」と、空腹より香りを優先するのがシリア人です。
そして「パルミラ遺跡は世界どの遺跡より素晴らしい」と言い切るのも、「世界で一番古く長く素晴らしい歴史を持つ」と胸を張って自慢するのも、私の記憶の中のシリア人です。
2015年8月に、ISISは世界遺産であるパルミラ遺跡を爆破しました。あの遺跡群の迫力と美しさを、夕陽と砂漠を背景に実際に目にした者としては、言葉に言い尽くせないほどのショックです。
しかしシリア人たちの魂は、例えISISといえども破壊できないに違いありません。
湾岸諸国はどうか、早く良心に目覚めもっと真摯に彼らのことを考えてほしい、と切に願います。今こそあり余る(!?)巨万の富を有効に使ってほしい、と拝まずにはいられません・・・。
【参考URL】http://mondoweiss.net/2015/09/refugee-crisis-since
http://www.express.co.uk/news/world/604373/Refugee-crisis-Arab-nations-fail-Syrian-refugees
わざわざ慣れてないだろうヨーロッパに行く理由のひとつなわけね。宗教の違いは難しい問題だよなぁ…日本みたいに宗教観の薄いコスプレハロウィンピーポー国はいいけどねw
どこの国だってビンボー難民、移民なんて受け入れたくないよ。
アメリカやロシアとか組んでisis滅ぼして難民出ないように出来ないの?
日本だって茨城にロヒンギャ族が何百人も密航して、奴らは仲間を不法でまだ呼んでるし、子供使ってナマポと教育要求してるじゃん。
なんか管理人はやけに外人の方持つよね
たいてい他の国にいくやつなんて集りが99なのに
マア自分が被害受けなければどうとでもいえるもんな
メリットが無いから以外の何物でもないだろう
サウジなどの場合は生活用水の問題があるからなぁ・・・
何年もかけて海水淡水化施設を作ってはいるけど、都市部の生活用水不足は深刻な状況が続いている。
生活用水問題はお金があれば解決するというものでもないから、数千人とか数万人という単位で難民がやってきたらもたないんじゃないかな?
外国人労働者の場合は働いているのだから生活用水の中の飲用水くらいはヨーロッパのミネラルウォーター等を買えと突き放すこともできるし嫌なら祖国に帰れとも言えるけどね。
インフラの問題も大きいね。
例えばアラブ首長国連邦はは北海道と同じくらいの面積。但しほとんどが砂漠という国。1971年に建国した国だけど、建国当時の人口は22万人。それが今年は915万人。
子供を生みまくった・・・と言う訳ではなく、外国人労働者が流れ込んできたのが原因。
人口が急激に増えたのでインフラ整備やなにかで建設ラッシュだったけど、最近の原油価格低迷でバブルが弾けて必要なインフラ整備ができない状態。外国人労働者の仕事が無くなりむしろ追い出さないといけない状況。
そんな状況で難民が来ても仕事もないし飲む水も無い。砂漠だらけで耕せる土地もないし食う物も無い。難民を受け入れるというのは、その分今居る外国人労働者を追い出すことに等しい。
そういう意味では、いざとなれば耕せる原野も水もあるドイツなんかより難易度は高い。
真っ先に、イスラム教徒の難民を受け入れるべきなのは、同じ宗教のイスラムの国家であり、石油で莫大な金を儲けてる国なのに、受け入れないwww
糞すぎるwww
中東諸国は受け入れないけど、欧米受け入れよろしくってwww
○ねばいいのにwww
シリアの革命を煽ったのはヨーロッパだし、ISISを訓練し、生み出したのはアメリカだ。そういう意味では欧米が責任を取るのは当たり前。
>ムスリムだけは受け入れて、クリスチャンは入国させない、ということを世界の世論的にできるはずがありません。
まさにこれをやったのがスロバキア。
ウォールストリート・ジャーナルのインタヴューで、「スロバキアにはモスクがない。だからキリスト教徒だけを受け入れたい」と答えている。
たぶんモスクを作る事は思っているより意味のあることだと思う。
アブラハムの宗教にとっての教会やモスクは避難所であり、施しを行う場だから、難民に食糧とシェルターを提供したと言う事だと思う。
湾岸諸国にとっても自国に来ないでドイツに留まって欲しいからこそのモスクなんじゃないかな。
ちなみにイラクのクウェート侵攻前、クウェートは外国人労働者への虐待が国連で問題になっていた。本来クウェートはイラクの一部で、日本で言えば宮崎とか島根とか秋田とかどこかの県だけが石油が出てイギリスが植民地として独立させたような国。
それが出稼ぎに来た日本人を奴隷として扱ってるような状態で、元々同じ国なのにおかしいと言って攻め込んだのがイラクのクウェート侵攻。
日本じゃあまり話題にならないけど、湾岸じゃイギリスによる分断統治が原因の貧富による差別問題。
自分達の国を捨ててすぐに逃げ出して、他国の福祉に集ろうとする国民ばかりの国なんて、どこも助けないよ。
そんな人間達は、どこの国もいらないんだよ。
なぜなら、どこもかしこも火を吹き出しそうな世界情勢の中で、この難民達を受け入れてやったところで、受け切れた国にも戦火がせまってきた時にこの人達がその国の国民のように武器を手に国を守る為に戦場に立つのか?
まず、やらないだろう。
それどころか、これまでの恩も忘れて、また逃げ出すだろうよ。
世の中give-and-takeなのだから、自分達が出来るtakeを提示せずにgiveだけ要求したって誰もどこの国も助けてくれる訳ない。
資源も無く、美しく価値ある工芸品を生み出す技も無いなら、自分達が戦場から逃げ出さず敵と戦う事を怖れない兵士にならない限りシリアはずっとこのままだ。
まぁ日本だってもし中国や朝鮮で難民が出ても絶対に受け入れたくないからね
実際受け入れたけど、結果はご覧のとおり
>しかし海外の国に、仏教や神道の寺神社は建設すると言うのです。何かが違うと思いませんか?
この例えは的外れだな。
ムスリムはモスクがなければ生活できないが、
日本人は寺社が無くても国民的精神性は文化として保てる。
似たというなら、箱モノ行政には金を使っても、被災者には支援金を惜しむ日本政府。
といったところか。
いやむしろ、過去の移民の状況などを見ても
日本人はある意味、何処の国民よりも現地にアッサリ同化をして
その民族性を失いやすい民族でもあるから
お金の掛かる神社や仏閣を、何処かの国が資金援助をして建ててくれるというのなら、それはそれで、移住先に於ける民族性の保護という意味では、有難い事なのかもしれない
しかし、実際のところはそんな奇特な国もないとは思うけれど(^^;
だよなイスラム度人はいつも自分のことバッカ
なー世界はすごいだろ?
シリアで生まれたら戦争でどこいっても邪魔者扱い
中国で生まれたら爆発や毒の危険にさらされるし
インドもしかり
日本はよく自分や他人を勝ち組負け組いうけど
日本で生まれた時点で勝ち組だから
最近はそうでもないぞ アメリカでは既に福島や慰安婦で
悪いイメージがついて、日本人観光客がホテルで宿泊拒否を
されたり、中国人や韓国人に似ているから以前よりも差別が
酷くなっている そのせいで海外へ行こうとする日本人が
激減し、旅行会社はかなりヤバいところまで追いつめられている
相対的な、国内環境の事を言っているんだろう
受け入れを拒否するアラブ諸国よりも
国民は望んでないのに
受け入れてるヨーロッパ政府に疑問を持つべきですね
庶民とは違う思惑でやっているのですから
パルミラが爆破されても動かない国連は信用出来ない
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何言ってるの?
神社仏閣の無い日本なんか嫌だよ
何言ってんだこいつは
日本での話じゃなくて日本人が海外で住むときの話でしょう
神社がないと淋しいけれど、生きていけないわけではない
イスラム教徒にとってのモスク=人生だから(緩いトルコ人は除く)
いやこれそんなのんきな事言っとる場合か
ようはその金持ち連中が金ばらまいて難民引き取らせとってもおかしくない
まったく批判らしいコメントとか政治家から出てこんし
めちゃ遠い日本に難民難民言ってくるくせに
メルケルとか国民見捨てて最期はアラブの金持ちの所で老後が暮らせるように
話でもついてるのか
まぁ同じムスリムが引き取らないのに日本が引き取る理由もない
あえて触れなかったのかもしれないけど一口にムスリムと言っても宗派間の争いがあるから、その視点がないと中東は理解できないでしょ。
日本は一人受け入れたんだっけ?
入国したのは最近ではないが
こういう時イスラム教って何て教えてるんだろうなぁ
オイルマネーって怖いんだな。戦争ばっかりだ。
>>地理的にも問題ないし、イスラエルは一体何やっているんだ!
いや、その理屈はおかしいだろ。そもそも事の発端はアメリカに賛同した
ヨーロッパが有志連合で空爆し、難民を生み出した訳だから、その責任は
欧米とアラブにある訳じゃないのか。ヨーロッパはアメリカに対してNOと
言わずに難民を生み出した元凶なんだから、最後まで面倒見ろよ。
そして日本に対して在日を差別するなと言って居た事を後悔しろ。
国内に同化しない連中がどんなに危険なのか、身をもって知れ。
欧州に行きたがるシリア人を責めるなよ
お前らだっていざというとき韓国や中国に避難するのはゴメンだろ?
行って大人しくしているだけならともかく、絶対その国に同化しようと思ってないでしょ
日本人だったら、お世話になる国に迷惑にならないように控えめに生活するはず
神社を建てさせろとか、あれは嫌だこれは嫌だと文句ばかりは言わないし
道もそんなに散らかしまわらないわ、逆に到着時よりも綺麗になるかもね
シリア難民の映像で美人を見た記憶がない。男ばかり
境遇には同情するしはやく治安が安定することを祈ってる
受け入れるべきなのは中東を引っ掻き回して原因作った英米だね
そもそもシリアで内戦がおこったのも、石油採掘がピークアウトしたからってのもあるよね
記事ではノンオイルとあるがシリアもリビアも湾岸諸国ほどじゃないにせよ採れてた
同じように枯渇しつつあるのがアゼルバイジャンとイエメン
中東情勢はしばらく安定しないかもしれない
同胞は助けないイスラムの教えw
結局、どうなったらシリアが安定的な国となれるのか
その道筋が見えてこないとどうにもならない
筆者の思い入れは強く伝わって来たけれど
これだけ長い記事なら、冒頭に筆者のプロフィールも載せて欲しかった
記事を読んでいる間、この人がどのような立場のどのような人なのかが
かなり気にもなった
もともとこのブログ嫌いだったけど最後のピーポーとか日本人馬鹿にしたような表現出てきて冷めた。
記事は長くても感心が有ったから最後まで読んだけど。
筆者どんな人か知りたくてリンク先行ったけどリンクも切れてるな。
アラブ諸国がシリア難民を受け入れないのは「自分たちの生活を乱されたくないから」、という考察がありますが納得できませんね。
どうして難民が来ることによって社会が乱れるのかという理由が乏しいからです。
「同じムスリムだから助けてやればいいのに」というのも納得できません。
むしろ同じムスリムだから問題が山積していると思います。
イスラムという概念は自分たちの仲間以外はすべて敵とみなすような極端な母系社会でありながら男性が集団の中心という最初からいびつな形で存在しているのだと思っています。
イスラムだからこそ助けないのです。
このスレの分析やレスはイスラムの概念を自分たちの理念で推し量り、分断し、統治しようともくろんできた西洋諸国のおごりが見えかくれしてますね。
ここを間違って認識していると、イスラム社会を見誤り、イギリスやアメリカのような失態を繰り返すことになるのです。
>>どうして難民が来ることによって社会が乱れるのかという理由が乏しいからです。
過激派が移民の中にいるかもしれないという理由があるじゃないかよ。
お前らイスラム度人が俺らに配慮知ったことがありましたか?
ISILはほとんどシリア人で構成されている。
なぜそうなったか考えてみることだ。
陰謀とかじゃないぞ、理屈なんて後からついてくるものだ。
貧乏人をないがしろにし勝者のみを持ち上げる先進諸国の欺瞞に今更ながらに気が付いたんだよ。
片方を持ち上げ片方を徹底的に弾圧する、それが過去シリアが国を統治するためにとった方法だ。あんた何を見てきたんだよ。
一番の問題は「他国への自国文化の強制」という他国文化を破壊する行動をとり続ける難民のせいだ。
これは現在の日本も同様の問題を抱えている。
>一番の問題は「他国への自国文化の強制」という他国文化を破壊する行動をとり続ける難民のせいだ。
強制しないと滅ぶような軟弱な文化でもなかろうに・・・。
逆にこれさえしなけりゃ現状より事がうまく運ぶのに気づけないんだろうか?
国を捨てる思考回路が理解できない
街は廃墟と化して、毎日テロと空爆ばっかりで食うにも困ってる時に
ドイツから難民受け入れますよ〜♪ とか言われたら行くだろw
俺は立て直すぜ現に俺のシリアの友人は最後まで戦った
コスプレハロウィンピーポーの俺にもタメになる記事でした。
一神教の感覚とかは一生理解できないだろうが、とりあえず逃げ込んだ先の国の文化を尊重せずに自分の宗教や文化を押し通す一部の難民の方々は大変厚かましいと思います。相手の国民にだって信じる神や大切にしている文化があるんですよ。
「郷に入っては郷に従え」という考えすらないのなら、嫌われてしまっても仕方ないと思います。コスプレハロウィンピーポーの俺ですら「厚かましい」と感じてしまいます。
アメリカに留学してる友達がシリアからの留学生と仲良くしてて、アメリカに遊びに行った時一緒に遊んだけど、英語も上手で赤毛に青い目でアメリカ人からも白人だと思われてたのを思い出した。もう20年も昔の話だけど、彼はその後どうなったんだろうか。
サッカーする余裕があるのに、難民とは。難民受け入れてヨーロッパ経済が破たんすれば世界中に大不況になる。マスコミはいつも無責任、とんでもない程の資産を持っていても、本気で援助しないで、(綺麗ごとばかりで)他人のせいにする、おまけに偏った思想、日本国内でも正しい報道せずに、金儲け第一主義、日本人の人権守れよ。何処の国で商売しているんですか、ペンは剣よりも強しと言うが、インチキ臭い報道をしている。
20歳未満の女の娘に結婚ビザ緩和してくれば日本の嫁不足も解消して
白人系美女とハッスルして少子化解消するのにな。
「この受け入れ人数は少なすぎる」と人権家たちに非難を浴び、ジェームズ・キャメロン首相はシリア人難民受け入れ枠を2万人ほどに拡大する、という声明を出しました。
って書いてあるけど、ジェームスキャメロンじゃなくて、デイビッドキャメロンの間違いじゃないかな??
まぁ、とりあえず日本は移民難民を絶対に受け入れるべきでないよ
欧州と同じ轍は踏まないようにしないとね
日本じゃ英語なんかなんの役にもたたん
最低でも日本語ネイティブになって出直してこい
日本のモスク建立ラッシュは何とかならんのか?これ以上モスクなんぞ増やしちゃ駄目!
因みにモスク建立の背後で金出したりしてるのがサウジなどの金持ち国家。
危ういぞ!ムスリムは数が増えると厄介なんだよ!移民も難民も絶対に駄目!
大金持ちの勝手で戦争になりその犠牲者を救わず人が減れば商売の儲けも減るだろう回り回って大金持ち逹はその報いを受けるだろう情は人の為成らず回り回って我戻る
宗教観の薄いコスプレハロウィンピーポーとかほざいてるけど
山手線ハロウィン画策してた外人に
宗教観濃ゆい方々から熱い説教してやれや
イザヤ書およびヨハネの黙示録の再演をしているみたい。
主はエジプトを撃たれる。
大シリアのくだり、オスマン帝国領になって破壊された歴史はなかったことになってるな
中東の歴史は、従来のオウベイガー一辺倒の中東専門家とは一線を画する池内恵氏に学んだほうが早い
中東は数多ある部族社会なんだし、便宜上生み出された『アラブ人』じゃ理解できないよ
良くも悪くも独裁者が統率していないと中東はカオス
このブログは非常に的を得ていますし、アラブのことを詳しく説明していると思います。
私はドイツ在住ですが、ドイツでは、自国で安全に暮らせない難民を受け入れるのは当然と考えられています。とくに学歴のある人間にその意見が強く、学歴のない田舎の人間が、それに反対しています。私も難民受け入れのためなら、所得税が上がってもよいと思っています。
悲しいことは、なぜ、日本では移民や難民受け入れに否定的なんでしょうか?心の優しい民族のはずではないのですか?
日本はずっと98%単一民族で構成されてるから、ヨーロッパと違って人種の多様化が正しいとは思ってない。
日本で2015年アンケートを取ったが86%が移民反対。これが国民の感情。
それと日本のリベラルですら移民に対しては積極的ではない。
多様化すれば今ある文化・治安・価値観・宗教観すべてが何十年後大きく変わることをヨーロッパは容認及び認識しているのだろうか。
「学歴がある人間にその意見が強く」←学歴があるからだよ。
元々それなりに裕福な家庭に育って、良い教育を受けて、良い高校・大学を卒業して就職してる人たちだから。
移民・難民たちに自分や友人の職を奪われて無職になったり、移民・難民が近くには住んでいなくて実害を受けていないから。
アラブの春で独裁者潰し国有資本に民営参入、返す刀でヨーロッパ潰し・・・
難民がなぜ増えるのかセックスするからだよ。そこを解決したいけどムスリムには産めよ増やせよがあるからな。もうぶっちゃけ非ムスリム諸国で同盟組んでムスリム皆殺ししたほうが早い。そこで油田だけ山分けしたらいいんだよ。皆殺ししないから尾を引くんだよ。
大戦の日本ぐらいめちゃくちゃやらないと牙は折れない。
アメリカの戦争の仕方はクソ。
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