ドイツは、このたび武器の輸出を行うためのライセンス獲得をするための申請のうち、3分の2を却下したそうです。
ドイツの経済大臣は、5億ユーロ(695億万円)分の銃に装備される照準器のサウジアラビア向けの輸出について議会で話し合った結果、今までのように武器を際限なく流出させることを食い止めることに決めました。
ドイツの有名メディアのシピーゲル紙はつぎのように報道しています。
『輸出規制が行われてしまうと、職員の解雇と工場閉鎖がどんどん始まってしまいます!』
経済大臣の突然のこのような方向転換は、ベルリンをこれから衝突のまっただ中に置きかねません。
ストックホルム・インターナショナル平和研究所によると、ドイツは2008年から2012年までアメリカとロシアに次ぐ世界第3位の武器輸出大国でした。
世界が一歩平和に向かっているかのように聞こえるこのニュースに対し世界中の人はこのように言っています。
【参考URL】http://www.businessinsider.com/r-germany-stops-numerous-arms-exports-risks-compensation-fees-report-2014-24
http://www.economist.com/blogs/graphicdetail/2014/03/daily-chart-13#comments
http://www.reuters.com/article/2014/05/24/us-germany-arms-idUSBREA4N0BP20140524?feedType=RSS&feedName=worldNews#comments
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そういうふうな考え方をアメリカにも求めたら、それは甘いぜ!
金さえもらえるなら、武器の1個でも工場ごと全部でもなんでもかんでも輸出するよ。
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国同士の武器生産業が競争しあう土壌があるかぎり、ドイツ人はアメリカ人やスウェーデン人、カナダ人などにどんどん負けて行く。
だから結局、ドイツ議会は武器商人がかけるプレッシャーでまた再び武器輸出をフルに再開する、という結果になるのが見えるわな。
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そうじゃないと思うな。
ドイツは自国内での武器産業を繁栄させるために、パーフェクトなタイミングでこういう国策を出してるのさ。アメリカは国内産業だけでは武器を作れないからね。
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いやあ、そうじゃないんじゃない?
ヨーロッパの国々は、国内で武器を作ってどうのこうのというふうには変わらないと思うわ。
真実、アメリカが武器輸出をやめられない理由は、アメリカがヨーロッパとアジア全域に対する支配力をねらってるからよ。
その目的がある限り、世界中の同盟国を防衛するための武器を供給し続けなければならないのよ。
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EUは世界の35%の武器を生産している巨大マーケットだ。アメリカは30%。
ドイツはずっとそれを増大させてきてたのに。
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ほんとアメリカに並んで、血なまぐさい金を集めてたと思ったのにな。
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ドイツは第一次世界大戦の借金を、100年近くも支払わなければならなかった。払い終えたのはつい最近なんだ。(2010年10月)
だからドイツが戦争に懲りるのは当然だ。
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へえ、でもじゃあ、第二次世界大戦の借金は、まだまだこれから返すってわけ!?
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いや、世界はヒットラーに勉強させてもらったから勉強代で借金はないんじゃなーい?
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ドイツ製のレオパルドタンクは実に優れている。
このラインメタル120mmの大砲、なんと英国軍の主力戦車のチャレンジャー2にも搭載されているんだ。
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そうだね、ドイツが輸出で主要国だった理由は、その性能の良さにあるということに尽きると思う。
第2次世界大戦のとき、ドイツのパンザー戦車1台を破壊するのに同盟国軍のタンクが5台必要だった。
大戦が終わると、誰もがこぞってドイツ製の大砲や照準器を使うようになったんだ。ライフルもそうだ、よく知られるAK-47はドイツ製StG44がモデルだ。StG44とはナチスのヒットラーが選択した名前だ。
もはや伝説となっているUボートは過去50年間のベストセラーにまでなっている!ドイツが武器を作らなくなるなんて考えられない。
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ドイツ兵はみなボーイスカウトが銃を持っているかの様な感じで、とても礼儀正しいよ。
ただザンネンながら戦争というのは、XBoxのゲームやローストしたマシュマロのように甘くはないんだ。
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ドイツ人は決して過去の栄光を振り返らない。
そしてドイツ人で死にに行きたい人なんていなくなったし、もう、武器によって戦争に勝つことは不可能だってドイツ人はもう悟っているんだよ。
ドイツ軍を恐れることはもうないだろう。
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『もはや誰もドイツ軍を恐れる必要はなくなった』...僕はそうなってうれしい。
ドイツは戦場で豪傑だったかもしれないが、そこから得たものは何一つなかった。
なぜか賢い振りした誰かさんがそうやって出てきて、パンサータンクが成し遂げたことより以上の、”タンクなし”という技でドイツをヨーロッパのトップの権力者に仕立てようとしてるんだ。
今の反軍隊の方向性にはちゃんと理由があるのさ。ドイツは戦争で学んだから、だよ。
ドイツが大戦後、反省せずそのまま行っていれば今頃、世界で群を抜いた超優秀な軍隊を作っていたはずだろう。(ドイツ人)
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『もし平和を望むなら、戦争にとりかかれ』って有名な格言があるよ。
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その金言はまさしくそのとおりだね。
他人と渡り合うときに必要なのは、常に強いほうの立場に立つことだ。弱さは決して武器にはならない。ビジネスでも国家でも同じだ。
それは他人に対して乱暴にするという意味じゃないんだ。常に何が起きてもすぐに言い返せる態度や、毅然とした言葉が出てくる、という意味だ。
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そうだな、その格言がその文字のごとくだと認めるのはやや悲しいが、真実かもしれない。ポイントついてるよ。
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ウーーン...
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僕は反対だ。平和を目論むことは『弱さ』じゃない!それは慎みだ。
平和のために戦うなんて、インチキくさいし下劣なだけだ。
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3年前シリアは西欧諸国と変わらず穏やかで落ち着いた国だった。ダマスカスは古都で素晴らしい建築物と、ローマよりも古い旧跡で埋まった見事に美しい都市だった。
今日、それがどうだ?大量虐殺、神経ガス、首切り、略奪といった野蛮行為が都市を埋め尽くしてるんだ。
戦争で平和は来ない。
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サウジアラビアなどの根っからの暴政国家に武器を送らないことこそ、正気の行為なのだよ。
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人を殺すという前提で作られる武器を、巨額の金を注いで生産し続けなければならない狂気に比べたら武器の輸出を規制するのになんの問題があるの?
それこそ人間が人間であり続けるためのグッドアイデアよ。
まとめ
さて、大舞台から一見降りたように見えるドイツのこの急転換は、この後どのような渦を作って行くのでしょうか?
世界のトップクラスの国々が激しい競争のなかで軍事産業を繁栄させているかたわら、主要国のドイツの自らの降下は少なくともお金以外の何かに重点を移し始めたサインなのかもしれません。
695億万円・・・
日本も武器の輸出先は良く考えないといけない
しかし考えすぎると、どこにも売れないんだよね
まあ技術を盗まれることはある程度覚悟しないと商売にならないな
武器輸出って安全保障と密接につながってんだよね。
武器を売るなんて争いの元になるって言う人がいるけど、欲しがってる人には誰かしらが売っちゃから。
武器の供給元とはそもそも喧嘩できないし、万一戦いになっても、劣化バージョンで供給してるから供給元には勝てっこない。
ドイツの黒いイメージ払拭アピールのための一時的な措置でしょw
ドイツは借金0アピールといい、よーやるわw
ドイツの兵隊さんだって国のために頑張ったんだよ
同じようなこと連合国だってやってたのにね。
ちなみに昔日本で出版されていた本に第一次世界大戦後のイギリスのプロパガンダを批難してるのがあるらしい
戦勝国のイギリスがドイツは悪いとさんざん宣伝して写真まで偽造して・・・イギリスだって同じようなことやってるの何故ドイツばかり批判してるんだ!的な内容の。
西ドイツ時代の米英仏管理を解いて、統一認めて自由にさせた途端またこれだよ・・・
懲りないねえ
3分の1は生きている。どこが中止になってどこが継続されているのか。
ロシアと接近してるようだから、サウジアラビアに売らないというのは
その流れに一致しているね。
何か企んでいるのは確かだね
ドイツ様は原発やめた。借金やめた。軍事品やめた。
流石ですドイツ様(ハート ハイルドイツ様
企業がドイツから逃げちゃうよw
エアバス社系ならフランスで生産・輸出も出来るし。
今の多くのドイツ企業は純ドイツ技術ではなく、欧州複合体で単に拠点をドイツに置いてあると言うだけでしょ。
いいと思うけど、この流れが世界ベースになって、いざ日本が武器輸出しようとした時期には武器輸出の死の商人だなんだたたかれるのが簡単に予想できるぞ。
もう、武器輸出で稼げた国は開発費とか埋められるくらい稼げてると思うけど。
また日本はタイミング悪いのかな(^△^;)
EU内で最も親イスラエル国家といえばドイツ。
EU内で最もサウジに多額の武器を売却していたのはドイツ。
こんな二股膏薬が可能だったのは米国のお陰。
その米国のオバマ政権はイスラエルからもサウジからも嫌われ
中東でのプレゼンスはダダ下がり。
米国の影響力低下がドイツのサウジに対する武器取引に正比例するのは当然。