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初めてのキャッシングならココ。今さら聞けない借入の常識

キャッシングって、つまりは借金のことでしょう?いくら生活に苦しくてもちょっと気が引ける・・・。

確かにキャッシングとは借金を作ることです。間違えた使い方のキャッシングで大変な苦労をすることになったということも事実としてはよくあること。間違えた使い方のキャッシング、つまりそのような借金をしてはいけないということなのです。

だからって借金をしないことにこだわりすぎると、返って支払う金額が多くなってしまうということが生じるのです。この場合は明らかに借金を利用することの方が賢い選択だということになります。これを必要なキャッシングと言うわけです。

今回は、初めてのキャッシングで失敗しないコツをお教えいたしましょう。
(⇒キャッシングをするのは危険?

業者で大きく違うから、しっかりと見極めて使い分け

必要なキャッシングをスマートに利用するのであれば、キャッシング可能な手段を一通り把握しておくことが大変重要な意味を持つことでしょう。キャッシングに応じてくれる業者ごとに特性があり、利用の目的に応じて使い分けることが望ましいのです。

  • 公的機関
  • 銀行
  • 消費者金融業者
  • クレジットカード

施策によって各都道府県などや市区町村の自治体がキャッシングサービスを提供しています。生活困窮者などの救済措置として設定されていますが、条件が合うのであれば金利・返済条件では大変有利。利用価値が非常に高いでしょう。ただし利用条件が厳しいことと実行までに時間が必要なのが難点です。

銀行はいわずと知れたキャッシング世界の横綱。だれでも知っていますが、少し利用するには気難しいところがあります。少額のキャッシング申込はあまり歓迎されないでしょうし、いわゆる無担保・無保証人による個人向け少額キャッシングの業務には不慣れな感じがつきまとっているようです。

消費者金融業者、かつてはサラ金と呼ばれて親しまれていました。この業者は無担保・無保証人による個人向け少額キャッシングが専門です。銀行と比較すれば多少金利が高く見えたりして不利に感じるのですが、何と言っても親しみやすい対応や迅速なキャッシングは魅力的だといえるのです。

クレジットカードはショッピングのときに立替払いをしてくれるサービスですが、大抵の場合はショッピング枠に付随してキャッシング枠が設定されています。ですから、クレジットカードを利用してキャッシングすることが可能なのですが、消費者金融よりも審査は難しめで、金利などに有利さは見られません。

ローンってじゃあ何のこと?キャッシングとローンの違い

ローンというのは、分割支払いのことを指します。住宅ローンは住宅購入金額を分割で支払うことを意味しますし、キャッシングローンはキャッシングの利用代金を分割で返済支払いすることを意味します。ローンとしては次の3つの分類が代表的なものでしょう。

  • 目的ローン
  • フリーローン
  • カードローン

目的ローンというのは、先ほども例に挙げた住宅ローンなどの特定の目的のために利用されるローンのこと。他にもオートローン(自動車ローン)や学資ローン、または海外旅行ローンなどが販売されているようです。目的ローンでは大体高額になる購入に対して専用に設定されているようです。

フリーローンとカードローンはキャッシングローンという分類に入れられます。キャッシングローンは手元に現金ができることが特徴かもしれません。

フリーローンの場合、キャッシング利用したい金額を金融業者(例えば銀行など)に申し込みをして、審査を受けることになります。そして審査に通ればキャッシングが実行されます。必要な金額が決まってから、その分をキャッシング利用するという形式のローンです。フリーというのは使用用途が自由という意味ですね。

それに対して、カードローンの場合は、申し込みして審査に通っても、そのままキャッシングを意味しません。現金が渡される代わりにキャッシング・カードが渡されるのです。そしてキャッシング・カードを使用してキャッシングを実行するのですが、それまでは借金ではないというのが特徴です。

特にカードローンは利用限度額という契約です。設定されている利用限度額であれば、何度でもキャッシングを利用することができ、またいつでも利用することが可能になっています。キャッシングのたびに申し込みと審査を必要としないので、一枚持っていると大変便利で安心なのです。

キャッシングとローンの区別は意外と大切です。ローンは日常生活の中に入り込んでしまっている常識のひとつです。キャッシングはこれから活用の可能性がどんどん増えるに違いないと言えるでしょう。

計画的な利用をしよう?こうすればOKだった

消費者金融業者や銀行が主にカードローンを販売しています。カードローンのホームページには計画的な利用を勧める説明がされていることが多いのですが、そもそもどうすれば計画的に利用できるのかが説明されていないようですね。ここでは計画的な利用をするためのアイデアやノウハウを紹介します。

金利から利息を簡単に計算すれば、お得な方法がわかる

利息はキャッシングローンを利用したときに必要となる手数料だと言えます。利息はキャッシングの利用金額と利用期間から利率で計算することができます。この利息を計算することがキャッシング利用を含めて金融商品の利用の基本でもあるので是非押さえておきたいものなのです。

リボ払いの利息計算式で支払う利息を計算することがお得に使う基本です。

リボ払いはリボルビング支払いのことです。ほとんどのローン支払いに用いられる計算式になっています。ローン期間が変化ても対応しやすいことから採用されているようです。
利息(円)=利用金額(円)×利率(%)×利用日数(日)÷年間日数(日)
※年間日数は平年365日、うるう年は366日で計算するのが主流

例えば、1万円を利率18%で30日利用するときの利息は
10,000(円)×0.18×30(日)÷365(日)となり
148円だと計算できることになります。この時に完済したいのであれば、元利合計である10,148円を返済支払いすればオーケーということですね。

このリボ払いのポイントは以下の3つ。

  • 金利が高いほど利息は多くなる
  • 利用金額が大きいほど利息は多くなる
  • 利用日数が長いほど利息は多くなる

どれも言われてみれば当たり前なのですが、この3つに計画的でスマートなキャッシングローン利用のコツが隠されているのです。

返済回数と最低返済金額との微妙な関係が問題になります

毎回やってくる返済支払い日、この支払いに遅れてしまうようなことはなんとしても避けたいもの。金額が足りないなんてことがあると大変なことになりかねません。

期日に支払いできなかった利息が元金に組み込まれてしまうと利息が利息を生み出すことになってしまい残高は増えていってしまうのです。

複利計算という金利の計算方式が有名です。複利計算では一定期間ごとに金利を元金に組み入れて利息を計算することになります。言い換えれば、金利が金利を生み出すのです。

最初の元金が10万円とします。20%の金利で最初の期日が30日後なら利息は1,644円になります。これが元金に組み込まれると次の期日の金利は101,644円を元金にして利息を計算することになり、利息は16,71円になります。

小さな差に見えますが、これを繰り返すのが複利計算の恐いところで、期間を長くすることでいくらでも元金が膨れ上がっていくことになるのです。このような事態はなんとしても避けなければいけませんね。

このような事態を避けるためにも、最初からできるだけ毎回の返済金額は低く抑えておくことがコツなのです。毎月の返済金額を低く抑えておけば、返済に必要な金額が足りないという事故を未然に防ぎやすくなるからですね。ただし、このようにして毎回の返済金額を低くすると完済までの支払い期間が長くなってしまいます。

今度は10万円を年利18%で利用して毎月1万円を返済したとします。すると11回の支払いで完済できますが、毎月5千円を返済することにすれば、完済まで24回必要になってしまうのです。

これで良いのかと言えば決して肯定的な答えをすることができません。利用日数が長いほど利息は多くなるからです。普通に考えてしまうと2つの願望、毎回の支払い金額を低くしたいと、利息を節約したいというのは矛盾しています。

毎回返済額 支払回数 総支払い利息
1万円 11回 9,018円
5千円 24回 19,429円


これを見るとわかるように、毎回の返済額が半分になると、支払回数と総支払い利息は2倍以上に増えています。

完済までに一体どれだけ払うの?総支払い利息という考え方

ローンでは金利を利用金額に乗じて支払利息を計算しますが、リボ払いでは、返済支払い期日ごとに利息を計算します。そしてその分を清算しながら利用元金を返済します。なので完済までの期間が長ければその分利息は余計に支払うことになるのです。完済までにどれくらいの利息を支払ったのか、あるいは支払うことになるのかを把握する必要があります。

毎月の支払額を変えた場合の総支払い利息の違い

  • 毎月1万円を返済に充てた場合、9,018円
  • 毎月5千円を返済し続けた場合、19,429円
  • 差額は10,411円
    • このように期間を延ばしたために総支払い利息が増えてしまっては、それほどスマートな利用方法とは言えないですよね。でも毎回の返済額が低く抑えられている方が返済しやすいということも事実です。確かにいつでも返済金額を余裕もって支払えることが必要です。

      支払い利息を節約する裏ワザ!繰上げ返済は賢い方法

      では先ほどの返済計画で毎月の最低返済金額を5千円にします。そうすれば毎月返済支払いに必要な最低金額は5千円ということになりかなり楽な返済になるでしょう。ここで安心してしまっては総支払い利息が高額になってしまいますので、毎回頑張って5千円を追加して返済することにしましょう。

      すると、結果的に毎回1万円を返済したことになりますから、総支払い利息は9,018円になりますよね。当たり前のことのようですが、トリックがあります。つまり最低返済金額以上の返済をすることで返済回数を減らしていることがポイントです。こうしておけば、毎回の返済が苦しい時には調整が可能になるのです。

      必要な返済支払い金額以上の支払いを前倒しで返済することを繰上げ返済と言います。

      毎回の支払額5000円に上乗せして返済した時の総支払利息の変化を一覧表にしてみますと……。

      上乗せ支払金額 返済回数 総支払利息
      1000円 20回 15,666円
      2000円 17回 13,168円
      3000円 15回 11,383円

      この返済方法を採用することで返済回数を減らすことが可能になるわけです。しかも、毎回の最低返済金額を抑えることでいざというときの保険を張っていることになりますよね。余裕があれば頑張って利息を節約することができるのです。

      大きな違いはないように思えますか?しかし、毎月1万円の返済が可能だと見積もっていて、途中で無理になったりすると、返済金額の調整を依頼しなければなりません。場合によっては拒否されたり、遅延扱いを受けてしまうこともあるわけです。

      オススメの返済方法では、毎回の支払金額と最低返済金額との差を設けておくことでリスクを下げる効果が生まれます。この効果が完済するためにとても大きな効果を持っているのです。

      早期の繰上げ返済が得だと言われるのは何故か知っておく

      さらにこの繰上げ返済にはコツがあります。どうせ繰上げ返済を利用して返済期間を圧縮しようというのであれば、是非早い段階で頑張って返済を多くしましょう。早期のうちは利用残金が多いので、その分多くの利息を支払わなければならないからです。利用のコツは早い段階で元金を少なくすることなのです。

      元金を早く減らしてしまうことができる早期の繰上げ返済をしておくと、大変お得になります。

      先ほどの例で最初の返済で頑張って繰上げ返済分を1万円にして、1万5千円を返済すると総支払い利息は8,228円にまで節約されますが、後になるほどこの効果は少なくなり、ほぼ最後であれば8,944円になります。

      計画性が大切だとはよく言われていましたが、どうすれば計画的になるのかについてあまり語られることはありませんでした。

      具体的にどうすることが計画性を高めるのかが分かりましたね。

      実際に利用するために−キャッシングを具体的におさらい

      それでは実際にキャッシングが必要になった場合を想定して、余裕のあるうちにカードローンを申し込みすることを考えてみましょう。

      業者を選ぶ基準は、条件とキャッシングのスピード感

      自分の条件に合わせて選ぶことが大切です。銀行のカードローンであっても発行までの期間が相当圧縮され、早ければ即日発行のカードローンも登場しています。しかし、実際のところ審査を行うのは受託している保証会社ですから、書類の転送などの手続きにどうしても時間が掛かってしまうのです。

      即日の発行を条件にするのであれば、消費者金融業者から選ぶことになりそうです。消費者金融業者であれば、インターネットの利用のみで発行されるところもありますし、また店舗に直接出向くことでさらにスピード感ある審査を受けることができるのです。この幅の広さが消費者金融のキャッシングだと言えるでしょう。

      申し込み条件:年齢と収入が法律で決められている

      金融業者によって申し込み条件が微妙に異なっています。それは法律で定められている規制と業者が独自に決定できる条件とがあるからなのです。例えば申し込み対象になる年齢の下限は法律で決まった年齢ですが、上限年齢は業者の判断に任されているのです。

      また、収入に対する条件も銀行と消費者金融とでは全く異なっています。銀行は本人の収入でなくても配偶者の年収で判断しますが、その分高収入を必要とします。それに対して消費者金融業者ではたとえわずかでも本人の収入を必要とするのです。これはそれぞれを監督している法律の体系が異なっているためです。

      必要な書類を確認する:本人証明書類は健康保険証がオススメ

      運転免許証か健康保険証が代表的な本人証明書類です。第一に挙げられることが多い身分証明書である運転免許証ですが、意外と健康保険証の方が本人証明書類としてウケが良いことは覚えておいて損がありません。それは健康保険証が所有者の就労形態を表していることによるそうです。

      キャッシングならどこでも同じなんて考えていたけど、随分と違っています。銀行なら安心だとも言い切れないのは意外ですが、消費者金融もクレジットカードも再確認が大切ですね。

      キャッシングの利用に限らず、経験がないと何でも不安に思うものです。具体的な流れがわかってくると気持ちも積極的になるように思います。後は業者と直接相談することでよりよい解決策も見出すことができるかもですね。

      利用する業者を決めるための重要項目はこれだ

      申し込みする業者を決める最もポピュラーな方法はローンの説明「スペック」を見比べることでしょう。簡単に思えるスペックの見比べにも実はちょっとしたコツがあります。これを知らないと、申し込んでみたら予想外の結果になったなどということもあるのです。

      申し込み額を決める:高額の申し込みは不利になります

      銀行はできるだけ高額の申込み。消費者金融はできるだけ少額の申込み。ということが原則でしょう。銀行は少額であれ高額であれ同じようにコストが必要になりますので、サービス提供の効率化のために高額の申し込みを好むようです。当然この場合、それなりに高収入を必要とすることになります。

      申し込みにインターネットを使う?店頭に出向くメリット

      インターネットを活用するか、店頭で申し込みをするかの境目はどこにあるのでしょうか。店頭に出向くことなくキャッシングできるWEB完結などを利用すれば、当然自宅から一歩も出ることなくキャッシングまで完了することが可能です。それに対して店頭で申し込みをすればその場でカードが発行される可能性が高くなります。

      残念な結果が出ても大丈夫!審査に落ちた時対処法

      もっとも気をつけたいのは、残念にして審査に落ちてしまったときの対処ですね。キャッシングが必要だからといって決して慌てて別の業者にアプローチをしないようにすることが肝要です。それぞれの金融業者に申し込みをするとその事実が業者間で共有されることになります。

      他業者で審査に落ちてしまった利用希望者を審査に通すことは稀だと考えなければならないでしょう。すると審査落ちの経歴が積み重なるだけで、審査に通る可能性は減少していくことになります。これを申し込みブラックなどと通称しているのです。このような自体を避けるためには一定期間の余裕を見ての再挑戦が必要です。

      キャッシング審査の内容を事前に把握しておこう

      キャッシング申込に際して行われる審査について一通りおさらいしておくことはきっと有益なことでしょう。キャッシングが審査なしで行われることはありません。必ず審査を受けることになります。

      そのような審査はしかし、大学入試試験や資格試験のような審査とは少し異なっており、落とすためのものではありません。

      申し込み書類審査で気をつけたいこととその対策

      申し込み書類の記載について疑いを持つ人はあまりいないと思います。しかし、書き間違い、入力間違いは致命的なミスなのです。申し込みされた金融業者が好意で訂正してくれることはありえないからです。添削してはもらえないのです。何か問題があればそのまま審査に落ちてしまいます。

      紙書類の記入で申し込みをするのであれば、コピーを取っておくことで後から確認できるかもなのですが、最近普及したインターネット経由であれば、送信まで気がつかない入力ミスが結構な頻度で生じるものなのです。これを完全に予防する方法はありません。なんども確認を繰り返す他はないでしょう。

      本人確認の方法にもいろいろ違いがあります

      申し込み書類が妥当であれば、申込者本人の確認をすることになります。この審査は店頭での身分証明書の提出や電話によって確認する従来の方法の他、最近はインターネットを利用した本人確認方法も試みられるようになってきました。こちらの方法であれば、誰に会うこともなく本人確認がされることになります。

      カードローンの申込金額が大きいほうが便利なんて考えていたけれど、高額のカードローンには制限や条件が一杯だったのです。使用用途を考えれば、自ずと高額のカードローンは必要ないことがわかるはず。むしろ、少額のカードローンを活用すれば、十分にステップアップできるのです。

      人間だからこそケアレスミスはあるということが前提です。しかもケアレスミスは程度の軽いミスなのに、結果は重大になりがち。このような事態を事前に予測しておくことが大切な心がけです。どのように申し込みするかが利用者の意思にかかっているのですから当然ですよね。

      オンライン審査によって落ちるというのは誤解です

      そして本人による申し込みが確認されれば、過去のキャッシング・ローン利用の経歴を参照することになります。過去に利用したことがなければ、当然確認のしようがないことになります。

      銀行や多くの消費者金融業者はオンライン照会を利用して個人信用情報を参照します。このことはマイナスイメージを持っていることですが、利用者側に大きなメリットもあります。


      他社での利用状況が良い申込者なら、良好な利用が期待できると考えられます。

      全く利用経験がない人は未知数ですが、他社利用であれ良好な利用経歴を持っている人であれば、歓迎すべき利用者になってもらえる可能性も高いと考えるのが業者の性質だからです。

      消費者金融業者はなんでも知っている、というわけではない

      日本には個人信用情報機関がいくつかあり、キャッシング・ローンの利用履歴を記録保存しています。消費者金融業者が主に加盟している機関と銀行が主催している機関とが主だった信用情報機関ということになりますが、いずれも潤滑な取引を保護促進することを目的としていることを理解しておきましょう。

      公的機関として、個人信用情報機関は加盟業者以外には情報を公開していません。個人情報として保存できる情報にも限界がありますから、業者としては知りたい情報は何でも手に入れることができるとは言えない状態です。

      それ故、正規に登録している消費者金融業者でも、個人信用情報機関に加盟しているとは限りません。そのような業者では個人信用情報機関の保有している情報を照会することはできません。言い換えれば、消費者金融業者のすべてがオンライン審査をしているわけではないのです。

      個人信用情報として何が記録保存されているのか

      オンライン審査に使用する情報を提供している個人信用情報機関(例えばCIC)が保存している情報には次の3種類があります。

      • 申込情報:加盟会員が照会した事実を表す情報として、申込み内容に関する情報
      • クレジット情報:契約内容や支払い状況を表す情報
      • 利用記録:利用した事実に関する情報

      カードローンに申し込みをするだけでも個人情報が登録され記録されることになります。このことに無関心でいることは危険を呼びます。他社ローンに立て続けて申し込みすると申込みブラックになる原因がこれだからです。

      クレジット情報は使用していなくても契約金額が把握される原因です。ローン契約審査で他社利用金額を計算する際に用いられるからです。使用しないカードローンは解約しておくほうが安全かもしれません。

      利用記録を審査することが経歴審査の眼目です。この情報も定期的に返済を続けることで、安定的に返済を継続していることがアピールできるので利用者にとって重要な意味を持つのです。

      金融事故あるいは金融ブラックとデメリット

      一般にブラックと呼ばれる状態は、前述のクレジット情報に含まれる支払い状況を表す記録に再三の延滞情報などが含まれている状況を意味します。

      この情報はCICの場合であれば、取引終了後の5年間保存され、銀行系の信用情報機関であれば10年以上保存されることになっており、その期間のカードローンの申し込みは難しいということになるでしょう。

      心配であれば、個人的資格で個人信用情報機関に問い合わせをすることもできます。各情報機関が公式サイトで案内している通りです。確認した上で善後策を立てることが可能です。この意味でも日本の公的機関もオープンになっているといえるでしょう。

      こうすれば大丈夫!できれば回避したい収入審査

      あと気になるのは収入の審査だと思います。収入証明書として必要な書類は比較的煩雑なものが多く、書類を揃えるだけでも時間と手間が必要になるものです。ですから誰しもこの審査は避けたいということになるのでしょうか。最近では一定の金額までは自己申告のみでオーケーという場合が増えてきたようです。

      銀行では各銀行ごとにカードローンの説明に収入証明書類が不要な金額が明示されていることが多いようです。また消費者金融業者の場合でも50万円までの利用希望に対して自己申告で済ませることが増えてきたようです。このことを逆に言えば、書類不要な金額が申し込みの上限だと理解して良いと思われます。

      キャッシングローンの審査はほとんどが闇の中というイメージが強いので、面倒くさいと思いがち。でも、審査の方法や種類、内容などが理解できれば逆に、申し込む私たちが積極的に利用できる手段にもなるということですね。金融業者をきちんと見分けて活用できるようになるのが達人への道ということです。

      キャッシングローンを比較するスペックの見方

      キャッシング条件を見る際に知識として知っておいたほうが良いことがいくつかあります。これらの知識を以下にまとめてみましょう。

      カードローン利用限度額とキャッシングの仕掛け

      カードローンでのキャッシングの場合、キャッシングの金額を申し込みするのではなく、利用限度額を申し込むことになります。この利用限度額がキャッシングカードに設定され、実際のキャッシングの際にはカードを使用して利用することになるわけです。当然カードを持っているだけでは利息は発生しません。

      実際にキャッシングを利用すると、利用した金額が利用残高としてキャッシング元金になって利息がかかってきます。この利用残高に利息を加えて返済します。

      たとえば、利用限度額50万円のキャッシングカードを発行してもらった場合を考えましょう。最初のキャッシングで5万円利用したとすれば、利息が必要になるのは利用した5万円分だけです。そして後、45万円をキャッシングで利用することが可能です。キャッシングのたびに申し込みしないので大変便利ですよね。

      金利安い?ローンのスペックはここで比べるべし

      まずは、銀行のカードローンの例と一般的な消費者金融の例とを表にしてみます。それは次のようになるはずです。

      業者 最低金利 最高金利
      銀行 4.0% 14.5%
      消費者金融 4.7% 18.0%

      最低金利を比較すると両者の違いは20ポイント近い開きがあります。この数字の違いで直感的に銀行の方が有利と思いがちですが、最低金利が設定される利用限度額はほぼ契約可能金額の最高額を想定しています。

      つまり、新規申し込みなどの定額での申し込みに設定される金利は間違いなく最高金利の14.5%と18.0%で比較しなければなりません。それでも大きな違いに移りますよね。でもまだウラがあるのです。それは利用金額が小さいという条件です。

      キャッシング利用するのはたいてい生活資金などの少額のはずですから、金利の違いはさほど利用の上では影響しないことになります。その違いは利用額と返済期間とによって逆転することすらあるのです。

      消費者金融の中には無利息サービスを提供している業者もあり、利用期間と利用金額を十分に検討することで銀行のカードローンよりも有利に利用できます。業者によりますが、いつも一定期間無利息という場合と、最初の利用だけ無利息で提供している場合とがあるので、事前に確認しましょう。

      このように比較すると表面上のスペックだけの比較では結論を出せないことがわかります。消費者金融は銀行が提供できないサービスを常に開発して提供しているからです。同じ金融機関とはいってもかなり様子は異なっているのです。

      貸金業法と総量規制が消費者金融を制限している

      親しみやすい消費者金融業者と言っても、際限なく利用できるわけではありません。消費者金融業者の場合は貸金業法によって規制を受けており、貸金業法の総量規制を超えたキャッシングは提供できないことになっています。総量規制では本人年収の3分の1を上限としているので注意しましょう。

      この総量規制は貸金業法による規制ですから、必然的に銀行は規制の対象外になります。ですから、総量規制を超えたキャッシングが必要になった場合は、消費者金融業者ではなく銀行のカードローン利用を検討することになるでしょう。

      銀行のカードローンは、総量規制などを取り決めている貸金業法の規制を受けません。ですから、専業主婦のように個人的に収入がなくても配偶者に収入があれば、申込可能です。また住宅ローンなど大型のローンを利用中であったりすると消費者金融でのキャッシングは難しくなりますが、銀行なら問題ありません。

      【参考ページはこちら】
      ニコスのカードローンは利息が高い?

      キャッシングの利用はやり方次第。単なる借金にならないように計画的に活用することがやはり大切です。計画的に利用することでキャッシングは生活レベル向上の強い味方になるのですから。これらの知識を活用してさらに素敵な生活向上を目指していけるのではないでしょうか。
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