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転職直後でも増額できる!?キャッシング利用限度額の仕組み

カードローンは、限度額内で自由に借り入れできる便利なキャッシングです。だからこそ、限度額の金額がいくらで設定されるかが重要となってくるわけです。

限度額というのは、設定されたらずっとその金額のままというわけではありません。希望すれば、増額することだって可能なのです。しかし、増額をするためには希望する金額に応じた信用が必要となります。

収入が不安定である、転職直後である、そういった状況でも増額することは可能なのでしょうか。増額するために条件、利用限度額設定の仕組みについて、ご紹介していきましょう。

カードローン限度額は信用で決まる!その3つの判断材料とは

カードローンは、契約時に限度額が設定され、その限度額の範囲内であればいつでも、いくらでも、自由にキャッシングができるというものです。

その限度額は申込者によって異なるわけですが、どのように決められているものなのでしょうか。限度額は、申し込み者の信用で決まります。

では、その信用はどのように判断しているものなのでしょうか。限度額を決めるための重要なポイントとなる、3つの要素をご紹介しましょう。

  • 収入の安定性
  • 他社借入件数・金額
  • ブラックかどうか

この3点ですね。それぞれの要素について、詳しく解説していきます。

返済資金をしっかり確保できることが大事!収入の重要性とは

まず、キャッシングを利用するにあたって基本となるのは、設定された限度額をすべて使っても問題なく毎月返済をしていくことができるかどうか、という点です。

返済が滞る、完済できないということでは、キャッシング先に損失を与えることになってしまいます。確実に返済できる金額を限度額として設定する、これが限度額設定の基本となるのも当然ですよね。

収入が安定している、それを判断するためのポイントとなるのが、次の3点です。

  • 給料の金額
  • 勤続年数
  • 雇用形態

当然、毎月いくらの給料を得ているのかという点は重要となってきます。給料が高ければ高いほど、返済する資金の余裕があると判断できますからね。

しかし、いくら高い給料をもらっていても、雇用形態が不安定である、勤続年数が数か月程度であるといった状況であれば、信用度は下がってしまいます。

正規雇用者が最も雇用は安定していますが、それでも勤続年数が短ければ試用期間で職を失ってしまう、仕事が合わずに辞めてしまうという可能性も考えられるためですね。

逆に、パートやアルバイト、派遣社員等は雇用形態は不安定ですが、その分勤続年数が数年以上と長期にわたっていれば今後も継続して収入を得ることができると判断できます。

非正規雇用でも、正規雇用でも、できるだけ長い勤続年数があるということが、収入の安定性を判断してもらうために重要となることは覚えておきましょう。

他の借金返済での支出があれば限度額は低くなる!?

新規のキャッシングを申し込んだ際、他にもキャッシングを利用していて現在返済をしている状況かもしれません。そうなれば、設定できる限度額が低くなってしまう可能性が高くなります。

なぜ他社借入件数・金額が限度額設定に影響するのか、それはもちろん毎月の支出として他の返済があることで、新規キャッシングの返済が滞るリスクがあるためです。

また、貸金業者からのキャッシングをする際には総量規制も関係してきます。

個人が貸金業者から借り入れする金額の上限を、年収の3分の1までとしている総量規制。これがあることで、限度額は他社借入金額を上限の3分の1から差し引いた金額までしか設定することが出来ないわけです。

他社借入の有無は、限度額の設定をする上で必ずチェックされる重要なポイントとなることは認識しておきたいところですね。

金融事故経験者は審査通過も厳しい!信用を得るための最低条件とは

金融事故経験者、いわゆるブラックになると、信用が著しく低下している状況となります。

  • 延滞
  • 自己破産
  • 個人民事再生
  • 任意整理

これらを起こした実績がある状態が、ブラックです。つまり、返済日に長期で遅れてしまった、満額完済できなかった実績になるわけですから、新規キャッシングでも同様のことを起こしてしまう可能性が考えられるわけですね。

ブラックになってしまうと設定される限度額が低くなってしまうどころか、そもそもカードローン審査に通ること自体が厳しくなります。

カードローンの利用を検討している、いつかカードローンを利用したい、そう思っているのであれば、クレジットカードやキャッシングをする際に金融事故を起こさないよう、ブラックにならないよう十分に注意しておくようにしたいですね。

ちなみに、金融事故情報の有無については、カードローンやキャッシング審査の際に必ずチェックされる個人信用情報内に記載されていますので、必ず知られてしまいます。

ブラック情報は隠すことができないということを、しっかりと認識しておきましょう。

カードローンの限度額は、ただ収入が高ければ高額な設定になるというわけではないのですね。その収入の安定性、そして他社借入状況など、さまざまな情報が関係しているということです。

自分の希望する限度額が設定できるかどうか、それは自分の信用次第であるということは認識しておきたいものです。

限度額アップのためには申し込みが必要!その方法とは

利用限度額を増額したい場合、申し込みをする必要があります。増額の申し込み方法は、キャッシング先によって異なります。

  • インターネット
  • 電話
  • 郵送
  • 無人契約機・ATM

インターネットは24時間対応していますので、申し込みたいときにいつでも申し込みが可能ですね。郵送の場合は、専用の書式をダウンロード、または取り寄せなければいけないことがありますのである程度日数がかかってしまう可能性があります。

電話や無人契約機での増額申し込みは、対応時間に注意が必要ですね。このように、増額方法は1つではなくいろいろな方法があるわけです。

珍しいところでは、キャッシングの申し込みと同じような方法ですね。キャッシング先によっては、増額申し込みというものがなく、増額を希望する場合は再度新規申し込みを行うところもあります。

現在利用しているカードローンがどのような方法で増額することができるのか、それはしっかりと確認しておくようにしておきましょう。

ホームページ等に増額方法の記載がない場合は、問い合わせ窓口に電話をしてみるというのが確実です。
(⇒気になるキャッシングの増額方法

オペレーターと話をすることで、そのほかの疑問点も解消することができますので、よく分からないという場合は電話をしてみると良いですね。

転職直後は増額は難しい!?増額しやすいタイミングとは

増額は、いつでもできるというわけではありません。増額が出来る時期、しやすいタイミングというものがあります。

例えば、カードローンを申し込んで契約した後、その限度額では不満だ、足りないということですぐに増額申請をしても、増額が認められることはありません。

なぜなら、契約時の限度額は、審査によって申し込み者の返済能力を考慮した結果設定されたものだからです。

では、いつになれば増額が可能となるのでしょうか。増額は、ある程度の利用実績が出来て初めて可能となるものなのです。

カードローンを利用していけば、毎月の返済を行うことになります。その返済が滞ることなく、毎月しっかりと行われていれば、限度額が増えても返済できるであろうと信用してもらうことが出来るわけです。

増額を希望するのであれば、まずは返済に遅れることがない、問題のない利用実績を積み重ねるよう意識しておきましょう。

一般的には、契約後最低1年以上経過してから増額申請が可能になると言われています。ただし、増額が可能となる時期もキャッシング会社によって異なっていますので、注意が必要ですね。

増額申請が可能となっても、申し込みをすれば必ず増額できるというわけではありません。増額申請をした際にも審査が行われ、審査基準をクリアする必要があるわけです。

問題のない利用実績も信用を判断する目安の1つですが、当然収入の安定性も重視されます。勤続年数が短い勤務先変更直後の場合、収入が不安定であると判断される可能性が高いので増額審査では不利になると言わざるを得ません。

増額を希望するのであれば、転職前に行う方が良い場合もあります。収入が安定していること、一定の利用実績があることその2つの条件を満たすタイミングで、増額申し込みをしたいですね。

ちなみに、自分から申し込みをしなくてもキャッシング先から増額の打診があるケースもあります。その場合は、申し込めばすぐに増額が可能となりますよ。

キャッシング先からの打診は、利用者が増額してもきちんと返済できると判断した場合に行われます。その時期は公言されているわけではありませんので、いつ打診が来るかは分かりません。

しかし、打診が来たタイミングと自分が限度額の増額を希望しているタイミングが合致した場合は、その打診を逃さないようにするとスムーズに増額することができるということは覚えておきましょう。

限度額の増額は、いつでも申し込めるわけではないようです。ある程度利用実績がたまらなければいけないということはチェックしておきたいですね。

また、増額申請時にも審査が行われることになります。自分の収入が安定しており、問題なく返済できると判断される必要があるので転職直後だと不利になるということは押さえておきたいところです。

銀行カードローンなら総量規制の対象外!高額限度額設定も可能

貸金業者からのキャッシングの場合は、借入総額の上限が年収の3分の1を超えることが出来ないということを紹介しました。だからこそ、限度額設定に収入が大きく影響するということでしたよね。

しかし、銀行は貸金業者ではありませんから、貸金業法内に定められている総量規制に関係なくキャッシングを利用することができるのです。

総量規制は消費者金融等の貸金業者を対象とした規制ですから、銀行カードローンなら年収の3分の1を超える限度額設定が法的には問題なく行えるというわけです。
(⇒年収の三分の一以上のキャッシングを停止させない方法

ただし、必ず誰もが年収の3分の1を超える限度額設定を行えるわけではありません。銀行も、返済可能であるだろう金額を審査によって判断し、利用限度額の設定を行う点は同じです。

不安要素があれば設定限度額は低くなりますし、当然収入が少ない人であれば高額限度額の設定には慎重になります。収入については、申込時に虚偽の申告をすれば高額限度額も可能なのでは?と考える人がいるかもしれません。

しかし、銀行カードローンでも消費者金融のカードローンでも、ある程度融資金額が高くなれば収入の確認を行います。

  • 源泉徴収票
  • 課税証明書
  • 給与明細書

これらの所得証明書類を提出することで、収入の確認を行うわけですね。

自分の信用に応じた限度額設定、カードローンを利用するにあたって、この基本はどこからキャッシングする際にも変わらないということは把握しておきたいものです。

銀行カードローンであれば、消費者金融カードローンとは違い総量規制の対象外で利用することができるわけですね。

しかし、やはり銀行カードローンの限度額設定も申し込み者の信用に応じた金額が設定されるといういう点は変わりありません。

自分の信用が限度額を決める、これはどこからキャッシングする場合も同じであるということは認識しておきましょう。

限度額増額は信用が重要!転職直後は難しい可能性が高い!

キャッシングの利用限度額を増額するためには、相応の信用が必要となります。問題のない利用実績はもちろん、増額申し込み時に安定した収入があることが求められるわけです。

転職直後は、まだ収入も不安定だと判断されやすくなってしまいます。収入の安定性を判断する材料の1つが、勤続年数ですからね。

増額を申し込むのであれば、勤続年数が長いときに、転職する前に行った方が、転職直後よりも信用度は高くなるでしょう。ただし、増額が認められてから転職して収入が下がり、結果的に返済が苦しくなってしまえば意味がありません。

増額を希望する際には、本当に自分がその金額の返済が可能となるのか、しっかりと検討してから行うようにしたいですね。

【参考ページはこちら】
キャッシング会社を選ぶ基準はこれ!

キャッシングの限度額増額の方法は、キャッシング先によって様々です。しかし、増額が可能となるのは一定の利用実績があり、問題なく返済していること、そして増額後も返済できるだろう収入があること、信用があることが重要であるということは共通しています。

まずは返済日に遅れないようにキャッシングを利用して自分が信用できるということを示し、安定した収入がある状態で増額申し込みをして審査に臨むようにしたいですね。

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